謎の金髪男子が姿を消した後
アホ美は幸枝の様子がいつもと違うことに気づいた
権田沼奈穂美
更に気になったのは蓮斗の反応
あの金髪男子のことを知っているような口振りだった
昼休み
アホ美は友美と蓮斗と共にいつもの校舎裏に移動した
八神蓮斗
権田沼奈穂美
金田友美
権田沼奈穂美
金田友美
権田沼奈穂美
権田沼奈穂美
八神蓮斗
権田沼奈穂美
八神蓮斗
八神蓮斗
八神蓮斗
金田友美
アホ美達の教室には
誰も使っていない机と椅子が一組、置かれていて
アホ美もそれが誰の物なのか気になっていた
海村と言う生徒がその机の持ち主で
今朝の金髪男子がその海村と言う生徒かもしれないと言う
権田沼奈穂美
八神蓮斗
金田友美
金田友美
権田沼奈穂美
権田沼奈穂美
八神蓮斗
金田友美
八神蓮斗
話を聞きながらお昼を食べようと鞄を開くと
そこにあるはずのお弁当がなくなっていた
権田沼奈穂美
権田沼奈穂美
金田友美
八神蓮斗
権田沼奈穂美
権田沼奈穂美
アホ美はそう言い放つと
友美や蓮斗を残して一人、教室へと向かった
勢いよく扉を開き中に入るが
そこに幸枝達の姿はなく
自分の机の上に置かれたお弁当箱が目に飛び込んだ
昼休みになるまで一度もお弁当には触れていないため
置き忘れた可能性は極めて低い
恐る恐るお弁当箱に触れると
明らかに軽くなっていることに気づいた
権田沼奈穂美
権田沼奈穂美
権田沼奈穂美
怒りつつ中を確認しようとハンカチを開く
そこには見覚えのないメモが挟まっていた
権田沼奈穂美
権田沼奈穂美
汚い字で書きなぐられたそのメモには
明らかに早樹と言う名前が記されていた
なぜあの金髪男子がアホ美のお弁当を食べたのかは謎だが
アホ美は怒りが収まらず
メモを折り曲げてポケットに入れ
金髪男子を探すために再び教室の外へ
廊下に出て直ぐに階段の方へと走った
友美の言葉を思い出したアホ美は階段を駆け下り
一階のある場所へと向かった
権田沼奈穂美
勢いよく開けたのは保健室の扉だった
アホ美の声に驚いた養教が透かさず注意する
中崎みなみ(養護教諭)
中崎みなみ(養護教諭)
権田沼奈穂美
中崎みなみ(養護教諭)
そう聞かれて理由を説明するも
中崎みなみ(養護教諭)
権田沼奈穂美
既に金髪男子の姿はなく
今朝のことも謎のままになってしまった