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虐げられた鬼は世界に牙を剥く

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虐げられた鬼は世界に牙を剥く

8 - あるところに一人の少女がおりました

♥

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2022年05月28日

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いつからか 感じていたことがある

もしかしたら私は、 この世界の住人じゃないのかもしれない

周りの人と仲良くなるのが 苦手だった

相手のペースに合わせることができなかった

どうして私だけ違うのか

そんなことを思い浮かべながら 一日を過ごしたこともあった

だからかもしれない

あの日の私は 少しだけ安堵していた

レンジ

チビ、今日は早く寝ておけ

レンジ

明日は買い出しに行く

ミサキ

はい......

レンジ

親を失くしたばかりで

レンジ

気持ちの整理がつかないのは、わかるが

レンジ

あまり、長く悲しむな

レンジ

じゃないと、お前の母親が浮かばれない

レンジ

いいな

ミサキ

うん......

ミサキ

(私は鬼だったんだ)

ミサキ

(だから馴染めなかったのかもしれない)

ミサキ

(ここに来れて良かった)

ミサキ

(本当の自分を見つけられて良かった)

ミサキ

(でも、お母さん......)

ミサキ

会いたいよ......

ミサキ

(声に出して泣きたいくらいに)

ミサキ

なんで、こんなに遅い時間に買い物するの?

レンジ

鬼が夜の眷属だからだ

ミサキ

夜の......えんそく?

レンジ

けんぞく、だ

レンジ

鬼は夜になると能力が上がる

レンジ

鬼にとって一番安全な時間帯が夜だ

ミサキ

そうなんだ

ミサキ

......でも、何も感じないよ?

レンジ

だろうな

ミサキ

?

レンジ

お前は普通の鬼とは違う

ミサキ

違う?

レンジ

お前はこの世に唯一の半人半鬼だからな

レンジ

あまり実感できないようだな

レンジ

それについては後で話そう

レンジ

まずは服と食料

レンジ

行くぞ

ミサキ

うん

買い物から帰ると レンジが温めたご飯を持ってきた

ミサキ

お肉だ(´。✪ω✪。 ` )

レンジ

よく食え

ミサキ

ありがとう!

レンジ

早速だが、お前は半分だという話を覚えているか?

ミサキ

うん

レンジ

お前は唯一 、人と鬼の間に生まれた生き物だ

レンジ

まあ、半鬼(はんき)とでも呼ぼうか

レンジ

通常、鬼は同族としか子を産めない

レンジ

それは、鬼との間にできる赤子の力が強く

レンジ

母の腹を破ってしまうせいだ

レンジ

じゃあ、なぜお前が生まれたか

レンジ

それは俺にはわからない

ミサキ

なんで?

レンジ

ただの偶然だったのだろうな

レンジ

お前の母は一度死にかけたが鬼血で生きながらえた

レンジ

事件があったとしたら、それぐらいだった

レンジ

ああ、そうだ

レンジ

明日からは本格的に特訓に入るぞ

ミサキ

特訓?

レンジ

お前を桃伐隊の一員に相応しい鬼に育てると

レンジ

言ったのは覚えているか?

ミサキ

うん......

レンジ

そんなに怯えなくても大丈夫だ

レンジ

まずは体作りからだしな

レンジ

気後れするな

レンジ

師範は俺だからな

ミサキ

がんばります

レンジ

ああ、その意気だ

レンジ

......そうだな、手を出してみろ

私は素直に、手の平を上に向け 机の上に出した

レンジ

その手でいつか、野猿をコロす日が来る

レンジ

その日だけを見据えて生きろ

レンジ

お前が鬼の世界に革命を起こせ

レンジ

何千年も続いた戦いに終止符を打つのはお前のこの小さな手だ

レンジ

いいな?

ミサキ

はい

この瞬間からだっただろうか 私の中に小さな

でも、たしかな炎が ボッという音と一緒に灯り始めた

そう、

これは私が母の仇をとる話

ミサキ

一生懸命、がんばります

そして、鬼の英雄と呼ばれるまでの話なのだ

鬼姫

私の反対を押し切ってまであの小娘に執着するとは

鬼姫

レンジよ

鬼姫

結果は出せるのであろうな?

鬼姫

フッ、我には到底理解の及ばないことよ

鬼姫

あやつも一つのケジメをつけようとしているのかもしれないな......

鬼姫様

鬼姫

来たか、若き逸材

鬼姫

お主に我から一つの命を与える

はい!何卒命じてくだされば......

鬼姫

うむ

鬼姫

話は簡単だ

鬼姫

三神と呼ばれておる、野猿、犬威、白雉の首をとってこい

鬼姫

これが、お前が一生をかけて実行する命である

は! わかりました

死力を尽くし、必ずや鬼姫様の目の前に奴らの首を持ってきましょう

鬼姫

期待しておるぞ

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