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1件
帰り道。
空は、 少しずつ夕焼けに染まっていた。
さとみ
ころん
さとみ
さとみ
ころん
ころん
さとみ
ころん
いつも通り。
本当に、 いつも通りだった。
なのに。
最近、 時々思う。
……俺は。
誰と話してるんだろう。
コンビニ。
自動ドアが開く。
店員
ころん
さとみ
ころん
さとみ
ころん
笑う。
変わらないはずなのに。
昔から変わらない。
レジへ向かう途中。
ふと、 ガラスに映る自分が見えた。
一人だった。
さとみ
ころん
さとみ
さとみ
そう思おうとする。
でも。
胸の奥が、 少しだけ痛かった。
家へ帰る。
リビングには、 ぷちぷちとひなこがいた。
ぷちぷち
ひなこ
ころん
ぷちぷちが、 一瞬だけころんを見る。
いや。
"見たように見えた"。
ころん
ぷちぷち
何も言わない。
でも。
視線だけが、 ころんを追っていた。
夜。
るぅとが、 珍しくリビングに残っていた。
ななもり。
るぅと
ジェル
莉犬
るぅと
ころん
るぅと
返事がない。
ころんは、 少しだけ困った顔をした。
その表情を見て。
るぅとは、 目を伏せた。
その夜。
みんなが寝静まった頃。
さとみは、 自室の机を整理していた。
ほとんど開けない場所。
引き出しの奥。
そこから。
一冊のノートが落ちた。
さとみ
拾い上げる。
古いノート。
表紙には。
『ころん』
そう書かれていた。
さとみ
懐かしい字。
開く。
そこには、 たくさんの落書き。
ゲームの話。
学校の話。
家族の話。
そして。
最後のページ。
『もし僕が先に死んだら』
さとみ
手が止まる。
冗談だと思った。
でも。
続きを読む。
『さとにぃは絶対泣く』
『るぅとくんも泣く』
『だから嫌だ』
ページの端が、 少し濡れていた。
昔のものなのに。
まるで。
誰かが泣きながら読んだみたいに。
『でも』
『もしそうなったら』
『ちゃんと前向いてね』
『僕は大丈夫だから』
さとみ
呼吸が止まる。
その時。
後ろから。
ころん
さとみ
振り返る。
ころんがいた。
いつもの笑顔。
でも。
その笑顔が。
今までで一番、 遠く見えた。
ころん
さとみは、 何も答えられなかった。
ノートを握る手だけが、 震えていた。
𐔌՞•̥ · •̥՞𐦯
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