主
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我妻善逸:『俺からは逃げられない』
※現パロ※ 『ハァ……ハァ……ハァ……』 私は今、彼氏の我妻善逸から必死に逃げている。 理由は簡単に言うと、彼が”狂っている”からだ。 付き合い当初は優しくて、カッコイイと思ってたのに……… 「ハァ……おーい、○○○!何処にいるんだよ!此処にいるのは分かってんだぞ!!」 そう僅かだが、遠くの方から善逸の私を呼ぶ声が聞こえて、ドクンと自分の心臓が大きく飛び跳ねた。 私は慌てて辺りを見回し、近くにあった倉庫の前へと急いで走った。 幸いにも鍵は掛かっておらず、そのまま扉を開けば、扉は音も無く簡単に開いた そっーと息を殺して、身を潜める。 善逸はまだ、私には気づいていないようだが、声は確実に此方に迫っていた。 『ハァ……どうしてこんな事になっちゃたんだろ?私、なんか善逸にしたかな……』 自分でそう言いながら、涙がポロポロと溢れ落ちる。 最初は大好きで、優しかった彼。 でも、今では恐怖の対象でしかない……… ギィィィ 「みーつけた。○○○(ニヤリ」 『!?』 倉庫の扉が嫌な音を立てて開くと同時に、見覚えのあるカラフルな服が目に入った。 ゆっくりと顔を上げ、その人の顔を見ると_________ 善逸とばっちり目が合い、善逸は不気味な笑みを私に浮かべた。 「やっと見つけた………今日はたっぷりと○○○には躾をするから………覚悟しててね?」 そう言って、私の腕を強引に掴み、外へ出そうとする善逸の手を振り払う。 途端、善逸の顔からスっと笑みが消えた 「お前いい加減にしろよな………俺から逃げ出した挙句、反抗か?これ以上俺を怒らせるな………いいか、○○○。よく聞け………俺はお前をこうする事だってできるんだぞ?」 そう言った善逸は、ズボンのポケットから小さいサバイバルナイフを取り出した そして、私の首筋にナイフを当てる。 首筋から生暖かい血がサァーと滴り落ちた。 「お前は俺に逆らう事なんて出来ない………だから、大人しく俺の傍に居ればいいんだよ」 ギュッと身体を善逸に抱き締められる…… もういいや、もういっその事私も狂っちゃおうかな……………………… そう思ったら、自然と身体が楽になった気がした。
コメント
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テラーを間違ってアンインストールしてしまい、この垢にログイン出来ず、アカウントがまた1からになってしまいました😭 作品はこれにて終了したいと思います。今まで読んで下さった方、リクエストして下さった方本当にありがとうございました アンチなどのコメントはご了承ください。