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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

ピピピピッピピピピッ

野崎 栞

…ん

昨日はやけにリアルな夢だった、

…でももうそんな事どうでもいい。

だって今日私は死ぬ。

野崎 栞

野崎 栞

学校休もう。

あっ!栞、学校休むつもりか!?

そんなの、俺が許さないぞっ!

野崎 栞

(…あの夢の人ならそう言うかな。)

野崎 栞

はぁ、

結局今日も学校に行っちゃった。

行ってもいい事ないのは分かり切ってる事なのにね。

野崎 栞

(とりあえず切りたい…)

おっ!栞!!

野崎 栞

…え?

そっか。私、家帰ってからすぐに寝たんだった。

…って、その腕どうした!?

野崎 栞

あ、これは…

まさか、自分で切ったとかじゃないよね!?

野崎 栞

切った。

…なんで、

野崎 栞

なんでって、

野崎 栞

貴方には関係ないでしょう!?

野崎 栞

もう辛いの。何もかも。

野崎 栞

死にたくても死ねなくて、これに頼っちゃう…

っ!!

…私、抱きしめられてる?

じゃあ俺に頼ってほしいっ、

栞の悲しい顔なんて見たくないんだ。

野崎 栞

っ、

野崎 栞

あ、あれ?涙が…

俺が守るから、見守っているから。

野崎 栞

…ありがとう、

なんでだろう。なぜか貴方に会うのは初めてじゃない気がする。

夢の中の君に会う

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