TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

リクエストBOX

一覧ページ

「リクエストBOX」のメインビジュアル

リクエストBOX

第25話 - 君と最後まで

1,345

2024年03月31日

#stxxx

#黄赤

#桃赤

#青赤

#橙赤

#紫赤

律

シェアする

この作品はいかがでしたか？

1,345

律

プロフィール

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール

テラーノベルのスクリーンショット

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

ホーム

検索

通知

本棚

青赤赤愛され通報×

リクエストありがとうございます！

死ネタあり

君に違和感を感じ始めた頃にはもう遅かった

よく咳してたし

少しの移動だけで息切れをしていた

それに食の細い赤くんがもっと食べなくなった

でも、大丈夫だろうと信じてしまった

いつも赤くんが笑って大丈夫と言うから

その言葉を信じてしまった

仕事が終わり、自宅に帰っていた

愛しの赤くんが待っている家に

明日は休みだし、久しぶりに2人で何処かに出かけようかな

そんな呑気なことを考えながらドアノブを捻った

青

ただいまー！

いつもなら走ってきてくれるのに

反応が無かった

嫌な胸騒ぎがしてその場に鞄を放り投げてリビングへと走った

青

ぁ、赤くんっ″、？！

胸あたりをぎゅっと掴みながら倒れていた

微かに息をしている

急いで救急車を呼んでずっと赤くんに呼び掛けをした

青

赤くんっ、赤くん、！

赤

っ、ぅ、

手を握るのが怖かった

こんなに細かったっけ、すぐにポキッと折れてしまいそう

集中治療室に運ばれて行った

危険な状態だと言われた

怖くてその先を考えたくなくてただ1人静かに椅子に座っていた

赤くんは一命を取り留めた

いまは薬で眠っている

青

赤っ、くん…泣

青

良かったぁ、、泣

安堵していると先生が話がしたいと言ってきた

雰囲気で嫌な予感がした

なんとか一命はとりとめましたが、もう長くはないと思います、

体が衰弱し切ってて、この後の治療していく薬が受け付けられないと思います

長く持って、1ヶ月です。

1ヶ月後は赤くんの誕生日だった

でも、それも長く持ってだ、

その前に死んでしまう可能性もある

治療をして、良くなる可能性も少しあります

ですが、身体が限界を迎えてしまうかもしれません

治療を受けるか、受けないか

…また後日聞きに行きますね

長く居られるかもしれない

でも短くなる可能性もある

病室に戻ると赤くんが目を覚ました

青

赤くん、！

赤

…青ちゃ、

赤

ごめんっ、俺…

赤

ずっと言わなくて…

青

…僕も悪いから

青

もっと僕がちゃんとしていれば

赤

青ちゃんのせいじゃないよ、

赤

…先生から聞いたでしょ、？

青

…ぇ、

赤

俺もう長くないって

青

なんで、それ、

赤

自分でわかっちゃったから

赤

…ごめんね青ちゃん

赤

ずっと一緒にいようって約束したのに

青

やだっ、まだそんなこと言わないでよ

青

もう死んじゃう、みたいじゃん…

赤

…ごめんね

赤

ねぇ、

青

ん、？

赤

一旦他のメンバーに会いたい

赤くんの事情を話したらみんな飛んでやってきた

そして本人の口からまた話している

赤

…なんだ、

黄

赤…

桃

そんな、ぇ、？

橙

ドッキリ…じゃないよな、

赤

ごめんね、ドッキリじゃないの、

紫

…青ちゃんはずっと知ってたの？

青

…僕も、今日気づいて、

青

受け入れたく、なくて、

赤

いつ最後が来るか、分からないからさ、

赤

我儘いっぱい言ってもいい？

黄

も、もちろんです！

黄

なんでもいいですよ、！

桃

ちょっと待った

桃

2人だけで一緒に最後まで過ごさなくていいの

赤

…

青

僕は、どっちでも、

青

赤くんが幸せな方で

青

みんなのこと大好きでしょ、？

赤

…えへへっ、

赤

でも青ちゃんが1番大好きだからね

青

…ぅ、っありがとう

橙

イチャイチャすんなー

紫

青ちゃん真っ赤だね、笑

青

う、うるさい、！

あーあ、こういうやり取りも

みんなとこうやって話していることも最後になっちゃうんだ

病室で静かにやれることで限られてしまったけど

早速赤くんの我儘を叶えてあげる

赤

みんなでゲームしたい、

桃

それ絶対うるさくなるべ

青

大丈夫、先生に許可取ったから

青

ここの部屋ならうるさくしても構わないって

黄

じゃあやっちゃいましょ！

紫

ねぇ、赤甲羅さっきから誰？！

橙

俺でーす

紫

はぁ？！

赤

んぁあ、巻き込まれたぁ、！！

桃

へへ、後ろがいないなぁ？？

黄

今すぐそっち行ってあげますよ

青

…

ずっと赤くんのことばっかり考えちゃって

ゲームに集中出来ない

赤

…青ちゃーん

赤

膝の上乗っていい？

青

へ、ぁえ、？

赤

んふっ、特等席

赤

いまは楽しんで？ね？

青

…ごめん、

赤

にこーってするの、！

青

うんっ、にこーね、笑

そこからみんなでお菓子を作ったり映画を見たり

叶えてあげることが多くなると同時にどんどん時間が過ぎていった

みんなのおかげなのか、早くて1週間と言われていたけどもう3週間も経っていた

でもだんだん赤くんの体調が悪くなってきた

赤

ひゅっ、ぅ″、げほっ、、!!

青

赤くんっ、

黄

赤っ、

そろそろ終わりが見えてしまっている

僕、赤くんがいなくなったら何も出来ないよ

まだ一緒に居させてよ、

最後を覚悟して過ごさないといけない

最後だなんて、思いたくない

赤

青ちゃ、

みんなが寝静まった頃隣の赤くんに呼びかけられた

さっきよりも息が落ち着いている

ひとまず良かった、

赤

最後のお願い、聞いて欲しい

青

…わかった、

赤

キスして、

あぁ、本当に最後なんだ

いなくなって欲しくない

でも止めることが出来ない

だったら、

青

ここだと、恥ずかしいから

青

少し歩かない？

赤

…うん、

少し計画していた

最後くらいは2人で居たいと

そして、僕1人じゃ生きていけない

赤

星、いっぱいあるね

青

そうだね、

赤

俺もあの星になっちゃうのかな

赤

そしたら青ちゃんのこと見守ってあげれるかも

青

…夜しか見れないじゃん

赤

あ、ほんとだ

赤

んー、でも

赤

俺はずっと青ちゃんのこと見守っててあげるよ

青

ありがと、

赤

最後の我儘

青

ん、

赤

青ちゃん

赤

俺ずっと青ちゃんのことが大好きでした

赤

本当に今までありがとね

赤くんの体が、腕が僕から離れていく

フェンスの柵を掴んでいる

赤

俺、最後くらい自分で死にたいの

赤

だから、青ちゃん

赤

元気でね、にこっ

青

…赤くん

青

僕1人じゃ生きていけないの

青

死ぬんだったらさ、一緒に死のうよ

赤

でも、青ちゃんにはまだ…

青

もう、赤くんがいないと何も出来ないの

青

最後くらい僕の我儘聞いて

赤

や、やだ、よ

赤

青ちゃんはまだ生きててよ、

赤

一緒に死ねるのは、嬉しいよ

赤

でも、

腕を掴んで必死に止めようとするが弱りきった力に負けるわけない

また赤くんの口にキスを落として抱き寄せた

青

来世でもまた僕達会えるかな

赤

…絶対、会う

青

愛してるよ

手を繋いで2人で飛ぶ

はずだったのに

黄

青ちゃん、赤！

桃

待て、お前ら、！

先に桃くんに腕を掴まれた

青

やだ、離してっ″、！

赤くんと繋いでいた手を一旦離して桃くんの腕を剥がそうとした

それが駄目だった

赤

俺も愛してるよ

青

は、、ぇ、

桃

暴れんな、落ちるぞ、！

青

やだっ″、待ってっ、！

青

僕じゃなくて赤くん掴んでっ″、！

そう叫んでも遅かった

僕よりも1歩前に出ていた赤くんは黄くんが掴む前に飛び降りて行った

落ちていく手を必死に掴もうとした

ずっと一緒にいようって言ったじゃん

置いていかないでよ

先に行かないでよ

青

赤くん″っ、、！！

数秒後、ぐしゃっという音が聞こえた

いつの間にか俺は引き上げられていてその場に座り込んでしまった

青

ははっ″、、はぁ″、、泣

数年後、僕はまだ奴らに監視されている

赤くんを失ってから何度も試した

その度に止められいるけど

桃

赤に生きてて欲しいって言われたんだろっ″、！

桃

その包丁今すぐ離せ、

青

やだっ、だって…だってっ″、！

青

でも、赤くんに会いたいんだもん、泣

青

最後までずっと居たかった…泣

仕事もご飯も手につかなくなった

今日も彼らがお世話しに来る

黄

青ちゃん起きてますか

青

…

黄

うわ、酷い隈

黄

いまからご飯作りますから

青

いただきます、

黄

…ねぇ、

黄

僕のこと恨んでないんですか

青

へ、？

突然の質問に箸で掴んでいた卵焼きを落としてしまった

黄

僕があの時掴んでいたら、赤が落ちずに済んだのに

黄

…ごめんなさい

青

…だって、赤くんが死んじゃうことは変わらないし

青

黄くんのせいじゃないよ

青

僕の方こそ、、ごめん

青

ずっと迷惑かかってるから

青

…そろそろ、前を向かなきゃ

赤くんの死を受け入れないと

いつまでもこんなんじゃ駄目だ

赤くんにかっこつかない

赤くんが死んでから5年経った

あれから僕は仕事に復帰した

ちゃんと自炊もしている

でもまだ、赤くんを思い出して泣いてしまう

青

赤くん

青

今日誕生日だね

青

赤くんの好きなケーキ焼いてみたんだ

青

ずっとずっと愛してるよ