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天 使 の 鬼 の は な し ໒꒱· ゚

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天 使 の 鬼 の は な し ໒꒱· ゚

19 - 第1⃣6️⃣話 お き ゃ く さ ん

♥

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2026年01月04日

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今日がはじめてお客さんに芸を披露する日。

るなは座敷の外で静かに待っている。

障子の向こうから客と花魁の楽しそうな笑い声が聞こえてきた。

少しだけ胸が高鳴る。

しばらくして花魁の声がする。

堕姫

あちきのお気に入りの禿が
いてね

堕姫

その子の芸を少し見てくれないかい

客は興味を持ったようだった。

蕨姫花魁のお気に入り?

そりゃあ気になるねえ

その声にるなは背筋を伸ばす。呼ばれる。

障子が開いて花魁がこちらを見る。

堕姫

おいで

小さく頷いてるなは部屋に入った。

中に入った瞬間客の視線がはっきりと止まる。

一瞬言葉を失ったようだった。

それも無理はない。

整った顔立ちとまだ幼さの残る雰囲気。

るなは教えられた通りに座り丁寧に頭を下げる。

こんばんは

よろしゅうお願いいたしんす

声は落ち着いていた。

花魁が軽く顎で示す。

堕姫

ほら、やっておくれ

るなは琴の前に座る。

稽古で練習した少し難しく普通なら覚えるのに何週間もかかる曲。

でも指は迷わなかった。

音が静かに座敷に広がる。

途中で息を詰めることもなく最後まで丁寧に弾ききる。

曲が終わるとしばらくして静寂が落ちた。

そして

…こりゃあ驚いた

客が素直に笑った。

まぁ、ふふ

あちきとても嬉しゅう
ござりんす

私はそう言って頬を赤らめた。

まだ禿だって聞いたが
とてもそうは見えないね

花魁が満足そうに微笑む。

堕姫

だろ?

るなはそっと頭を下げた。

緊張はしていたけれど怖さはなかった。。

ちゃんと音が届いた。

そのことが静かに胸に残っていた。

いいねおねがいします🙏🏻 ̖́-

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