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そして僕は自ら命を断つ為に近くの海辺にきました

冴宮

母さん、、、

冴宮

父さん、、、

冴宮

今から向かいに行きます

冴宮

あっちでも皆で仲良く幸せで暮らしましょう

冴宮

さようならこの世界

そして飛び込もうとする瞬間

彼は一人の少女と出会いました

優愛

あんた何やってるの?

優愛

死ぬ気?

僕は小さく頷きました

優愛

そう、

優愛

なら私もご一緒していいかしら

冴宮

冴宮

(多分彼女も死ぬ気なのだろう)

優愛

私のような家系は嫌なの

優愛

いつでもどこでも監視されてる

冴宮

(この人お嬢様っぽいな)

冴宮

そうなんだ

優愛

だから私も死ぬ気でここに来た

優愛

でもね

優愛

貴方を見て思った

優愛

貴方はまだやりたいことがある

冴宮

君に僕の何が分かるの?

優愛

優愛

血液着いてるよ

優愛

恐らく人を殺したんでしょ

優愛

なんの罪も無い人を殺すわけにも無いから多分だけど父母が殺されたとか?

冴宮

、、、

優愛

でも

優愛

母さん、父さんは貴方には幸せになってほしい

優愛

生きてほしい

優愛

生き抜いてほしい

優愛

そう思ってるはず

優愛

罪悪感に囚われないで

優愛

人を殺した罪なら生きて償いなさい

冴宮

、、、

優愛

男の子が泣くんじゃないよ

優愛

強く生きなきゃだめ

優愛

この話を通して生きると決めたなら私の家に来なさい

優愛

そこで罪を償って

優愛

私と一緒に暮らすの

冴宮

うん

こうして二人は出会いました

冴宮

ということです

神奈

嘘、、、

冴宮

すいませんこんな話をして

神奈

ううん

神奈

大丈夫

冴宮

もう質問は大丈夫ですか?

神奈

うん

神奈

ねえ冴くん

神奈

山奥で二人きりになった時、冴くんが言った言葉覚えてる?

冴宮

、、、、

冴宮

神奈

それってさ

冴宮

うん

神奈

今でも有効?

冴宮

、、、、

冴宮

有効、、、

神奈

良かった

神奈

もう私の側から離れないで、、

神奈

お願い、、

冴宮

分かってる

冴宮

もう離さない

冴宮

君を一人にしない

優奈

冴宮!

冴宮

どうしました?

優奈

優愛が、、、

冴宮

お嬢様が?

優奈

優愛が倒れた、、、

冴宮

神奈

冴宮

嘘、、、ですよね

優奈

嘘じゃない!

優奈

意識がない状態なの!

冴宮

今、どこに?

優奈

まだ教室

優奈

先生が色々してくれてる

冴宮

すぐ向かいます

冴宮

ごめん神奈ちゃん

冴宮

また後で

神奈

うん

神奈

早く行って!

優愛

、、、

冴宮

お嬢様!

美月

あ冴宮!

冴宮

話は聞いてます

冴宮

今どのような状況ですか?

美月

さっき優愛が倒れた

美月

3分前とかかな

美月

意識がない状態

美月

心停止はしていないから救急車呼んでる

冴宮

お嬢様、、

冴宮

美月

冴宮?

冴宮

私はショックで気を失っていました

冴宮

お父様が言っていた3ヶ月

冴宮

もう来た、、のか

冴宮

でも、3ヶ月はまだ経っていないはず

冴宮

大丈夫

冴宮

お嬢様ならきっと、、、

冴宮

きっと、、、

冴宮

回復してくださる、、

冴宮

お嬢様、、お願いします

冴宮

もう、、、目の前で大切な人を失うのは嫌なんです

冴宮

なので、、、どうか、、どうかお願いします

冴宮

お嬢様を、、、助けてください、、

冴宮

冴宮

ここは、、、

美月

あ、冴宮!

優奈

気がついた?

冴宮

はい

冴宮

お嬢様は?!

美月

目の前で寝てるぞ

冴宮

お嬢様は目を覚まされましたか?

美月

、、、

優奈

、、、

冴宮

まだですか、、

失礼

冴宮

お父様

美月

優愛のお父さん、、ですか?

そうだ

優愛がお世話になっている

たしか美月さんと、優奈さん、、だね

優奈

なんで私達の名前を?

娘から聞いてるんだ

学校でのこと

友達の神奈、優奈、美月の事を

とても楽しそうに話してくるんだよ

いつも優愛がお世話になってます

優奈

いえいえ

美月

ところで優愛はどんな感じなんですか?

遺伝と言ったら分かるかな

私の母も優愛と同じ病で亡くなってるんだ

冴宮

そうなんですか

美月

回復されますよね?

落ち着いて聞いてくれ

母の病は不治の病

完治は無いんだ

そして前から余命宣告は受けている

彼女の最後の思い出作りとして学校に行きたいと言ってきてな

優奈

そうなんですか、、

美月

や、まだ分からない

美月

治るかもしれない

冴宮

そうです!

私も治ることを一番に思っている

でも確率的に完治するのが1%以下なんだ

これはどのような名医でも治せないらしい

だからといってまだ0%ではないから私は諦めない

君達

今まで優愛に付き添ってくれてありがとう

神奈

いえいえ!

神奈

こちらこそです

それでは私は失礼するよ

本当にありがとう

冴宮

はい

早く治すんだぞ

冴宮

分かってます

優奈

ところでさ

優奈

冴く〜ん

冴宮

はい

優奈

付き合ったんだって?

冴宮

冴宮

なんで知ってるんですか?

美月

美月

どういう事?

美月

冴くん?

美月

え?

神奈

私が教えちゃった

冴宮

あー

冴宮

なら大丈夫

優奈

冴は男よ

美月

美月

優奈

美月

神奈

男です

美月

男?

美月

男の娘?

冴宮

違います

冴宮

男です

優奈

まぁ話すと長くなるんだけどね

優奈

後で話しておくよ

美月

それが助かる

優奈

ま、お二人ともお幸せに

神奈

//

冴宮

ありがとうございます

美月

おと、もう6時回ってるじゃないか

優奈

わ、ホントだ

冴宮

というか私はもう動いても大丈夫そうですね

優奈

そうだね

優奈

どうする?

優奈

帰る?

冴宮

いえ、お嬢様の側を離れるわけには行かないので

冴宮

ちょうどベッドありますし

冴宮

今日はここに泊まろうと思います

神奈

わかった〜

美月

それじゃ、また明日な

冴宮

は〜い

冴宮

今何時だろ

冴宮

12時回ったところか

冴宮

はぁ

冴宮

お嬢様、、目をお覚ましください

冴宮

このままお別れが僕にとっては辛いですよ、、

冴宮

楽しかった日々

冴宮

また過ごしましょうよ

冴宮

早く戻ってきてください、、

冴宮

お、、嬢様、、

優愛

そう泣きそうにならないで

冴宮

冴宮

お嬢様!

冴宮

気がつきましたか?

優愛

うん

冴宮

お体は?

冴宮

大丈夫そうですか?

優愛

うん大丈夫

冴宮

良かった、、

優愛

まぁこの病は治らないからね

優愛

もう死を受け入れるしか無いようね

冴宮

そんなこと言わないでください

冴宮

助けますから

冴宮

私が必ず、、

優愛

貴方にはお世話になったわ

優愛

楽しかったわよ

優愛

貴方もう疲れ切ってるじゃない

優愛

寝てないわね

冴宮

寝ませんよ

優愛

体に、悪いわよ

優愛

私はもう大丈夫だから

優愛

まぁ寝る前に言いたい事だけ言っておくわね

優愛

貴方に出会えて本当に良かった

優愛

過去を、、しっかりと受け入れ生きることが出来た

優愛

私は幸せ者ね

冴宮

何言ってるんですか

冴宮

このままお別れみたいに言わないでください

優愛

ふふふ

優愛

なーんか貴方と話すと楽しいわ

冴宮

そうですか

優愛

好きよ

優愛

やっぱ

冴宮

ありがとうございます

優愛

ふふふ

優愛

ありがとうね

優愛

沢山お世話になったよ

優愛

とりあえず貴方は寝なさい

冴宮

寝ません!

優愛

命令よ

優愛

もう何時間も寝ずにいるでしょう

優愛

寝なさい

優愛

私は大丈夫だから

冴宮

、、、

優愛

早く寝なさい

冴宮

分かりました、、

優愛

それじゃ、おやすみ

優愛

冴くん

冴宮

おやすみなさい、、優愛さん

そして二人は寝るのだった

冴宮

ふあああ

冴宮

朝か

冴宮

お嬢様は

優愛

、、、

冴宮

まだ寝てるんですか

冴宮

起こしましょうか、、

冴宮

体に負担を抱える訳にはいかないですし

冴宮

どうしましょう

冴宮

とりあえず、おこしましょうか

冴宮

お嬢様

冴宮

朝です

優愛

、、、

冴宮

お嬢様?

冴宮

、、、

冴宮

冷たい、、

冴宮

冴宮

嘘!

冴宮

お嬢様!

冴宮

お嬢様!

医者

どうされましたか?!

冴宮

お嬢様が冷たいです、、、

医者

バイタルチェックします

冴宮

医者

反応、、、無し、、、

冴宮

嘘です!

冴宮

心停止かも知れない!

冴は心臓マッサージを始める

冴宮

すぐにAED持ってきてください!

冴宮

お嬢様〜今助けますよ!

冴宮

戻ってきてください!

優愛

、、、

冴宮

お嬢様〜

冴宮

戻ってきて来てください!

冴宮

皆待ってますよ!

冴宮

お嬢様〜

医者

冴くん

冴宮

医者

もう、、、これ以上は、、

冴宮

嘘、、

冴宮

お嬢様、、

優愛

、、、

冴宮

お嬢様、、、

冴宮

お願いです、、起きてください、、

冴宮

お嬢様、、、

優愛

貴方はこれから私に仕える執事になるのよ

冴宮

嫌だよ!

優愛

そんなこと言わない!

優愛

お嬢様っていってごらん

冴宮

優愛

優愛

お嬢様よ!

冴宮

お嬢様

優愛

よろしい

楽しかった記憶

冴宮

大丈夫?優愛

優愛

うん、、、

優愛

私、、後4年だって、、

優愛

母さんが持ってた病で、、私死ぬのかな

冴宮

そんな訳無いよ

冴宮

優愛気持ち強く持って!

優愛

うん、、、でも、、

冴宮

怖いよね

冴宮

抱きしめてあげる

冴宮

カモンポチ

優愛

私犬じゃない!

冴宮

(笑)

優愛

でもありがと

冴宮

うん

怖かった記憶

優愛

遊園地!

優愛

遊園地!

優愛

いえーい

冴宮

お嬢様楽しみ過ぎて昨日寝れてなかったですね

優愛

そりゃそうでしょ!

優愛

家族皆で遊園地だよ!

優愛

楽しみに決まってるじゃない!

優愛らしい

どれ乗る?

優愛

あのジェットコースター

冴宮

怖そー

優愛

いけるいける!

楽しかった記憶

優愛

ねぇこれからもずっと一緒

優愛

私の側を離れないでね〜

優愛

そーだ!

優愛

ブランコ久しぶりに乗ろー

冴宮

はいはい

冴宮

怪我しないでくださいね〜

優愛

ねー冴〜

冴宮

ん?

優愛

押して〜

冴宮

わかりましたよ〜

楽しかった記憶

それら全てを冴宮にフラッシュバックさせる

彼女の死を受け入れなさい

そう天が言っているのかもしれない

冴宮

お嬢様、、

冴宮

私の側を離れないで、、

冴宮

優愛、、、

冴宮

僕等は一緒だろ

冴宮

二人仲良くしなきゃいけない

医者

冴宮さん

医者

私は失礼します

冴宮

お嬢様、、

冴宮

うわああああん

冴宮

お嬢様ああああ

鳴り響く冴宮の鳴き声

その鳴き声は病室内に響き渡った

冴宮のお嬢様優愛

20XX年不治の病でこの世を去った

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少し長くなり申し訳ございません。まだ続くので16話等も呼んでください

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