トロツキー
グルッペン
さて、出発してどれ程たったのか。
俺とトロツキーは現地人と武器を探して洞窟の探索を続けていた。
トロツキー
グルッペン
トロツキー
グルッペン
トロツキーの案内についていくと、ごろごろと玉石混淆が無造作に転がされた場所につく。
採掘場か。近くにはまだ使えそうなツルハシがいくつか投げ棄てられていた。
トロツキー
グルッペン
手近のものを手に取る。鉄のツルハシはほとんどサビはなく、現役の鈍い光を放っている。
グルッペン
トロツキー
グルッペン
トロツキー
グルッペン
ほんとうに危ない。条約が早速破綻するところだった。
冷や汗をかきながら回りをもう少し注意深く見つめると、小石の山の影に黒いヘルメットを見つける。
ふむ、あれなら頭を守れるな。そう思い近づくと、キラリと視界の端でなにかが光った。
グルッペン
グルッペン
グルッペン
光った所には鳥らしき動物が彫刻された、平たいなにかの破片があった。
グルッペン
破片をポケットに入れて、俺はヘルメットに目を向ける。
それを拾う。軽く汚れを払って被ると丁度いい大きさだった。
グルッペン
いや、でもうまく固定すればいけるか…?
トロツキー
グルッペン
トロツキー
鬱先生命名 蛮族スタイル(怪我ver.) がんがん いこうぜ とろつきー
トロツキー
いのち だいじに ざんねんだ
グルッペン
トロツキー
採掘場を離れ探索を続け、深部まで来た。
そこで待っていたのは甲子園くらいの広さの大空洞と見上げるほどの瓦礫の山だった。
グルッペン
トロツキー
グルッペン
トロツキー
トロツキーが大鎌を振るおうとしたところで
ドガシャーーーン!!
グルッペン
トロツキー
横の岩壁が轟音を立ててぶち抜かれる。 そこから現れたのは──
グルッペン
トロツキー
のっぺりとした白塗りの面は、回りをゆらりと見渡し、俺たちの方を向く。
その瞬間──
グルッペン
トロツキー
グルッペン
勿論。そう残してトロツキーが飛び出す。
グルッペン
グルッペン
トロツキー
童子能面
能面が突進してくる。単調だが、避ければ背後のグルッペンに当たるだろう。
だから、迎え撃つ。
トロツキー
凪ぎ払うように鎌を振るう。
ガギィィン!と重い衝突音。同時に骨がきしむほどの衝撃が俺の腕に襲いかかる。
トロツキー
童子能面
トロツキー
目の前の能面の咆哮とも悲鳴とも取れる超音波の絶叫に鼓膜を容赦なく殴られる。
一瞬ぐわんと目眩がした。ホワイトアウトしかけた意識を間一髪で引き止める。
数巡して何が起こったのか理解した僕が駆られた感情は──怒りだった。
トロツキー
手首を唸らせ、刃ではなくもち手で横っ面をぶん殴る。
すると、ほんの少しだがその棒を当てた面にヒビが入った。 先程の刃では傷一つつかなかったのに、だ。
トロツキー
ギミックがわかれば後は作業だ。動きを見切り、カウンターでもち手の一撃を見舞ってやればいい。
童子能面
トロツキー
ガツン!
横に1歩動いて避け、その勢いで持ち手を鼻っ柱にたたき付けてやる。
すると元から平べったい鼻は陥没し見るに耐えなくなった。この調子で、壊していこう。
グルッペン
瓦礫を細かくしていって、やっと塞がれてきた通路が見えてきた。
長いようで、短い戦いだった。
利き手とはいえ本来両手で使うべきツルハシを片手だけで使い、多少砕いたとはいえ手に余る大きさの瓦礫を全体重をかけてどかすのはかなりの重労働だった。
しかし、それももうすぐ終わりだ。ラストスパート。
トロツキー
トロツキー
童子能面
トロツキー
童子能面
トロツキー
背後からは呆れたようなトロツキーの声。
直後、ひときわ大きな破壊音が、大空洞に反響した。
トロツキー
もろトン氏やん………………
トロツキー
グルッペン
トロツキー
グルッペン
『進捗六割っす…(震え声)』が頭を過ぎった。
グルッペン
トロツキー
グルッペン
トロツキー
トロツキー
グルッペン
トロツキー
トロツキー
グルッペン
トロツキー
グルッペン
トロツキー
ちなみにトロツキーに呼ばれるまで出来るまで俺は探索したが……
グルッペン
to be continued…
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