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集団指導者、異界を彷徨う

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集団指導者、異界を彷徨う

3 - 集団指導者、遭遇する

♥

30

2022年02月12日

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トロツキー

うーんこれは蛮族ですわ

グルッペン

東ポーランド

さて、出発してどれ程たったのか。

俺とトロツキーは現地人と武器を探して洞窟の探索を続けていた。

トロツキー

グルッペン、グルッペン

グルッペン

何だトロツキー

トロツキー

あったで、武器になりそうな奴

グルッペン

何!?でかした!

トロツキーの案内についていくと、ごろごろと玉石混淆が無造作に転がされた場所につく。

採掘場か。近くにはまだ使えそうなツルハシがいくつか投げ棄てられていた。

トロツキー

コイツなら使えるんやないか

グルッペン

成る程…

手近のものを手に取る。鉄のツルハシはほとんどサビはなく、現役の鈍い光を放っている。

グルッペン

バイバイトロツkゲフンゲフン

トロツキー

なんやて?

グルッペン

な、何でもないゾ。本当に何でもないからな?

トロツキー

ふうん

グルッペン

…あっぶな…

ほんとうに危ない。条約が早速破綻するところだった。

冷や汗をかきながら回りをもう少し注意深く見つめると、小石の山の影に黒いヘルメットを見つける。

ふむ、あれなら頭を守れるな。そう思い近づくと、キラリと視界の端でなにかが光った。

グルッペン

グルッペン

グルッペン

これは…何かの破片か?

光った所には鳥らしき動物が彫刻された、平たいなにかの破片があった。

グルッペン

…とりあえず、拾っておくか。

破片をポケットに入れて、俺はヘルメットに目を向ける。

それを拾う。軽く汚れを払って被ると丁度いい大きさだった。

グルッペン

あとは両手にツルハシを持てば…って
そうだ、持てなかったな。

いや、でもうまく固定すればいけるか…?

トロツキー

おいグルッペ…なんやそのスタイル

グルッペン

ソ連

トロツキー

ちょ、何しとんねん片方折れとるやろ!?

鬱先生命名 蛮族スタイル(怪我ver.) がんがん いこうぜ とろつきー

トロツキー

悪化するからダメです

いのち だいじに ざんねんだ

グルッペン

大分深くまで来たが…

トロツキー

ここで行き止まり…

採掘場を離れ探索を続け、深部まで来た。

そこで待っていたのは甲子園くらいの広さの大空洞と見上げるほどの瓦礫の山だった。

グルッペン

崩せば何かあるかもしれんがこの量は少し厳しいな

トロツキー

言うて二人がかりならどうにかなるんちゃうか?僕鎌あるし

グルッペン

鎌でいけるのか?

トロツキー

人をあんなサックリ殺れるんやし、いけるじゃろ

トロツキーが大鎌を振るおうとしたところで

ドガシャーーーン!!

グルッペン

!?

トロツキー

!?

横の岩壁が轟音を立ててぶち抜かれる。 そこから現れたのは──

グルッペン

巨大な…能面…!?

トロツキー

なんで面が自立行動しとんねん。もう本性隠さんくなったんか。はえー堪え性のないやっちゃな…

のっぺりとした白塗りの面は、回りをゆらりと見渡し、俺たちの方を向く。

その瞬間──

グルッペン

っ来た!

トロツキー

アイツはこっちで止めときますんでね。その山、よろしく頼むで

グルッペン

了解した。ヘマはしてくれるなよトロツキー!

勿論。そう残してトロツキーが飛び出す。

グルッペン

片手だけとはなかなか難しそうだ、だが今はそうも言ってられん。

グルッペン

一刻も早く片付ける…!

トロツキー

来いよ、俺が相手や

童子能面

ア……ア……

能面が突進してくる。単調だが、避ければ背後のグルッペンに当たるだろう。

だから、迎え撃つ。

トロツキー

おら、死ね!

凪ぎ払うように鎌を振るう。

ガギィィン!と重い衝突音。同時に骨がきしむほどの衝撃が俺の腕に襲いかかる。

トロツキー

ぐっ!…っは、これくらい、何ともあらへん!

童子能面

キャァァアアアァアアアアァァァ!!!!

トロツキー

っ――!?

目の前の能面の咆哮とも悲鳴とも取れる超音波の絶叫に鼓膜を容赦なく殴られる。

一瞬ぐわんと目眩がした。ホワイトアウトしかけた意識を間一髪で引き止める。

数巡して何が起こったのか理解した僕が駆られた感情は──怒りだった。

トロツキー

チッ、やかましいわ!!!!!!近所迷惑考えんかいワレェ!!!!

手首を唸らせ、刃ではなくもち手で横っ面をぶん殴る。

すると、ほんの少しだがその棒を当てた面にヒビが入った。 先程の刃では傷一つつかなかったのに、だ。

トロツキー

――ふうん、斬やなくて打かい

ギミックがわかれば後は作業だ。動きを見切り、カウンターでもち手の一撃を見舞ってやればいい。

童子能面

ギ、シャァァァ!

トロツキー

遅いわ

ガツン!

横に1歩動いて避け、その勢いで持ち手を鼻っ柱にたたき付けてやる。

すると元から平べったい鼻は陥没し見るに耐えなくなった。この調子で、壊していこう。

グルッペン

ぜぇ、ぜぇ、やっとか……

瓦礫を細かくしていって、やっと塞がれてきた通路が見えてきた。

長いようで、短い戦いだった。

利き手とはいえ本来両手で使うべきツルハシを片手だけで使い、多少砕いたとはいえ手に余る大きさの瓦礫を全体重をかけてどかすのはかなりの重労働だった。

しかし、それももうすぐ終わりだ。ラストスパート。

トロツキー

おう、突っ込むことしか能ないんか

トロツキー

そんなただがむしゃらに突っ込んでるだけじゃ、小学生にすら見切られるで

童子能面

キ、キチキチチチチチチチチチ……

トロツキー

は、負け犬の遠吠えにしか聞こえんで

童子能面

キシャァァァァアァアアアアアァァァァァ!!!!!

トロツキー

そしてここまでいっても突進しかせんのかい。はぁ……

背後からは呆れたようなトロツキーの声。

直後、ひときわ大きな破壊音が、大空洞に反響した。

トロツキー

ぐう無能。死んでどうぞ

もろトン氏やん………………

トロツキー

どうやグルッペン。進捗は

グルッペン

八割といったところだな。いや、九割か?

トロツキー

そか。六割とかのたまってたらぶっ飛ばしとったんでよかったわ

グルッペン

(これ迷い込んだの俺じゃなくて大先生だったらぶっ飛ばされてたのでは…?)

『進捗六割っす…(震え声)』が頭を過ぎった。

グルッペン

後はもう少し瓦礫をどかせば丁度一人ずつ入れるくらいにはなるはずだ

トロツキー

ん。分かったわ。後はこっちでやっとくんで、グルッペンは休んどき

グルッペン

いや、その必要は……

トロツキー

おうただでさえ片方が駄目になっとんのにもう片方も酷使して壊すんか?

トロツキー

休めるときに休まんといざという時動けんで

グルッペン

だがお前はあの能面と

トロツキー

あんな雑魚程度じゃ準備運動にすらならないですー。てことでグルッペンさんはそこで腕休めてくださいー。

トロツキー

てことでツルハシは一時没収な

グルッペン

チッ……はあ、分かった。じゃ、周囲を探索してくる。出来たら呼んでくれ

トロツキー

じゃあじゃないんよ休めっつったやん?ワカホリか???

グルッペン

そうだが

トロツキー

なんで肯定すんねん

ちなみにトロツキーに呼ばれるまで出来るまで俺は探索したが……

グルッペン

何の成果も得られませんでした まる

to be continued…

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