コメント
3件
この小説なんでのびてないんだ? すごい美味いな
ぴょわ〜〜〜ミケイラさんの作品でしか満たすことのできない欲望が満たされていく〜〜〜 今回は無断転載「される」側のお話ですかね……?匿名掲示板って誰でも書き込めちゃうからこその攻撃性がありますよね……どうする花鳥風月
時は10年以上前。 スマートフォンが普及するより前のこと。
4月の華々しい高校デビューをかなぐり捨て、部活動の時間も切り捨てて、私は今日も幼馴染の部屋へと引きこもる。
美鳥
美鳥
華夜
美鳥
風香
美鳥
風香
美鳥
美鳥
月泉
月泉
月泉
美鳥
華夜
華夜
華夜
美鳥
風香
小説執筆担当、美鳥(みどり)こと私。 イラスト・漫画担当、華夜(はなよ)。 サポート兼編集担当、風香(ふうか)。 広報兼リサーチ担当、月泉(つきみ)。
この4人で発足した創作グループ『花鳥風月』は、とある掲示板型の小説投稿サイトで、そこそこの人気を博していた。
今は人気シリーズとなった『異能探偵団』を毎週金曜日に投稿している。
美鳥
美鳥
美鳥
風香
風香
美鳥
月泉
風香
風香
美鳥
華夜
月泉
月泉
月泉
月泉
美鳥
華夜
風香
風香
月泉
風香
月泉
風香
風香
風香
華夜
美鳥
美鳥
月泉
狭いマンションのワンルームの中で、顔を突き合わせて始まる、創作物のチェック作業。
風香の自宅で行われるそれが、私達の何よりの楽しみ。
皆で創作活動を始めて、3年。
このまま、私達は作品を作り続けていくのだ。
――そう、思っていた。
この日までは。
花鳥風月 グループチャット
華夜
月泉
月泉
美鳥
美鳥
華夜
風香
風香
華夜
風香
風香
美鳥
月泉
風香
風香
華夜
風香
美鳥
風香
月泉
月泉
華夜
華夜
美鳥
美鳥
思い返せば、この時から華夜は思い詰めていたのかもしれない。
それっきり、華夜は高校にも、グループチャットにすら顔を出さなくなったのだ。
そして、華夜がグループチャットに顔を出さなくなって、2ヶ月後――
月泉
美鳥
月泉
美鳥
美鳥
風香
風香
風香
月泉
美鳥
月泉
風香
月泉
月泉
風香
月泉
月泉
月泉
美鳥
美鳥
月泉
美鳥
風香
風香
通学路脇にある公園に、あの子――華夜はいた。
高校の制服も着ておらず、ただ砂の上にしゃがみ込んでいる。
だがそれも束の間。 ふらりと華夜は立ち上がり、そして――
華夜
美鳥
月泉
風香
そのまま、自分のガラケーを砂場の柵に叩き付けようとしたのだ。
美鳥
美鳥
月泉
華夜
華夜
華夜
華夜
美鳥
風香
風香
美鳥
美鳥
美鳥
美鳥
脱力した華夜に、風香が駆け寄る。
風香
風香
携帯電話を華夜の手から抜き取った風香は、画面を見て固まった。
風香
風香
美鳥
美鳥
月泉
月泉
風香
華夜
風香
いよいよ泣き崩れた華夜の肩を抱いて、風香が私達にその画面を見せる。
そこにあったのは……
匿名掲示板
ネット民
ネット民
ネット民
ネット民
ネット民
ネット民
ネット民
ネット民
ネット民
ネット民
ネット民
ネット民
ネット民
ネット民
ネット民
ネット民
ネット民
ネット民
ネット民
ネット民
ネット民
ネット民
ネット民
ネット民
ネット民
ネット民
ネット民
ネット民
ネット民
ネット民
ネット民
ネット民
ネット民
ネット民
ネット民
そこにあったのは。
根も葉もない噂に群がる、匿名の人々の、心無いコメントだった。