ムシムシとし始めて、辺りには蝉の声が鳴り響く季節になってきた
この地球では四季があって、この時期になると少し動いただけでも汗が垂れる
怜
今日僕は、澪さんの代わりにプランターのお世話をしています
澪さんは現在、お父さんに呼び出されて宇宙にいるからです
その間のプランターのお世話は僕がやっています
夏樹
怜
怜
怜
夏樹
怜
怜
夏樹
夏樹
怜
怜
夏樹
夏樹
怜
頬の絆創膏を触ってプランターを見つめる
怜
怜
夏樹
夏樹
夏樹
夏樹くんは僕の頭をガシッと掴んでグリグリっと撫でた
怜
夏樹
夏樹
夏樹
怜
怜
怜
出された小指に自身の小指を絡めてグッと力を込めた
プルルルル
ピッ
夏樹
柊生
夏樹
夏樹
柊生
柊生
柊生
柊生
柊生
夏樹
柊生
柊生
柊生
柊生
夏樹
夏樹
ピッ
夏樹
夏樹
夏樹
澪
環
環
環
澪
澪
澪
澪
環
澪
環
環
環
環
環
環
環
澪
プー…プー…
反論の電話に出ただけでもマシだと思うけど、言い草に腹が立って仕方ない
澪
そのイライラを持ってプランターの所に行くと、既に先客がいた
怜
怜
澪
ただ2日しか空けていないのに、凄く嬉しそうに私に駆け寄る彼を見て怒りがスっと落ち着くのが自分でも分かった
澪
怜
澪
澪
怜
怜
澪
プランターの前にスカートを抑えてしゃがんで野菜の調子を見る
澪
怜
澪
怜
怜
怜
怜
澪
澪
嬉しそうに、目を細める彼が愛おしくて 触れたくて
彼の頬に手の甲でそっと撫でた
怜
その瞬間彼は微笑みながら頬を赤らめた
怜
澪
澪
ギュッと頬を掴むとモチっと伸びて思わず笑ってしまった
澪
怜
澪
怜
こんな日がずっと、ずっと続けばいいのに
でも、現実はそう上手くいかなかった
階段を登って授業へと向かおうとしていた時、夏樹と怜に鉢合わせた
が、その時の怜は何故かボロボロで頬に絆創膏を貼っていた
澪
怜
パァっと顔が明るくなって私の方に駆け寄るけれど、直ぐに手で制した
澪
澪
怜
澪
後ろにいる夏樹を睨むと夏樹は呆れるように両手を広げてダラっとさせた
夏樹
夏樹
夏樹
夏樹
澪
澪
澪
夏樹
怜
澪
澪
怜
怜
怜は俯く私の肩を優しく掴んだ
怜
怜
澪
怜
澪
怜
澪
怜の言葉に顔を上げると前世でよく見ていたあの顔
凛々しい、覚悟を決めた顔
夏樹
怜
怜
澪
芽衣
芽衣
芽衣
澪
澪
澪
芽衣
芽衣
大丈夫、怜は強い
夏樹
怜
少しからかうように怜に言うと怜は真剣な顔で前を向いて口を開いた
怜
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