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ザァーーーー
『君』のお葬式は 生きてる時の『君』の心の中を表しているように 大雨の日に行われた
だけど、その雨音がかき消されるほど 室内はたくさんの人の泣き声で溢れていた
『君』はよく 「自分なんて誰にも必要にされてない」
って言ってたよね
だけど、『君』の死に こんなにもたくさんの人が 涙を流している
『君』はこんなにも たくさんの人に必要とされてたんじゃないかな?
この光景を『君』が見たら なんて言うだろう
『自分』の目の前には 笑った顔の『君』の写真が たくさんの花と共に置かれている
『君』もどこかで見てるかな
そんな事を 『君』の笑顔を見つめながら 1人で考える
あれはまだ 桜が満開だった時
『私』はこの病院で働く事になった
『私』
石屋先生
『私』
石屋先生
『私』
石屋先生
『私』
石屋先生
石屋先生
『私』
石屋先生
『私』
『私』
『私』
だけど、『私』には関係ない
『私』は基本的に他人に興味が無い
そのうえ、無口無表情
不治の病だから もうすぐ死ぬから と言っても同情する気は無い
『私』
『私』
『私』
『私』
301号室 × × × シロ!!!
つい声が出てしまった
なんで患者の名前が書かれているはずの場所に『シロ!!!』って...
『私』
『私』
コンコン
『私』
ガラガラ
『私』
『君』は病室の窓際に立っていた
『私』
それにしても...
『私』
そこには綺麗な真っ白の髪をした 少年が立っていた
『私』
世界は残酷だ
『私』
『君』
『君』
『君』
『私』
『君』
『君』
『君』
彼はピースをしながら くるりとこちらに1回転した
『君』
『私』
『君』
『私』
『君』
『私』
ほらね、
『私』は無表情
『君』
『私』
『君』
彼は真っ赤な顔をしている
『君』
『私』
『君』
『君』
切り替え早くない?
『私』
『君』
彼は満面の笑みで挨拶した
『君』
『私』
『君』
『私』
『君』
『私』
『私』
『君』
『私』
『私』
『君』
『君』
『君』
『私』
『君』
『君』
『君』
『私』
『君』
『君』は大きな口を開けて 笑った
この会話のどこがそんなに面白いのか『私』には理解出来ないけど
きっと『君』が死ぬまで 理解する事はないだろう
『私』
『君』
『私』
『君』
『私』
『君』
『私』
『君』
『君』
『君』
『君』
『君』
『私』
『君』
『君』はまた大きな口を開けて笑った
『君』
『私』
『私』
『君』
『君』
『私』
『君』
『君』
『私』
『君』
トコトコ
あんな『君』がもうすぐ死ぬ?
あんなに元気な『君』が?
全く信じられない
『私』
美人薄命はともかく
おそらく、「またね」って言葉は 『君』のための言葉じゃないだろうな
『私』
『私』
そんな事を思いながら、 『私』は 医院長室に向かっていた