翌日
ya
《あ、よう!ゆあん!
《ゆあんって確かシヴァと仲いいよな?
ya
ya
ya
《仲いいなら今日アイツ来るか知ってるかな〜って
《もしかしてまた遅刻?
ya
ya
《あぁ…そうなのか
《昨日夜から連絡つかねーから心配したけど、体調不良なら仕方ねーな
《ありがとな!
ya
気づくはずもない
俺がシヴァさんを監禁してるなんて…♡
あはははっ…♡
あぁ…ゾクゾクする♡
sv
sv
sv
肌寒い地下室、朝になったからかゆあんくんは現れない
ここに閉じ込められてからもう一夜が明けたのか、と驚きつつも、深呼吸をする。
冷たい空気が鼻の奥を刺す。
まだ夏が終わったばかりだが、地下だと冬のように寒い
昨日の夜から何も食べていないせいかやる気が起きない
でも、逃げたいという気持ちが先走り、その場に立つ。
sv
sv
よろよろと歩き始める。
昨夜あんなことをされたせいか、体が痛い。
ガチャンッ!!
sv
sv
首輪と玩具の存在を思い出し、膝をつく。
はぁ、と溜め息をこぼしては首輪を引っ張ってみる。
sv
もちろん外れるわけもない
でも逃げたくてたまらず、力いっぱい引っ張る。
sv
sv
結局は息が苦しくなり、諦めざるを得なくなった。
まぁ、首に付いてる物を引っ張ったらそうなるだろう。
sv
息を整え、もう一度試してみる。
sv
カチャンッ
sv
sv
首輪が外れ、安堵の息を漏らす。
これで逃げられる
案外早く逃げ出すことができそうで、感情が高ぶる。
早く…出ないと…!!
今が何時かも分からない…
ゆあんくんが帰ってくる前に…!!
___なんて思ったけど
もう、手遅れだった。
sv
sv
ya
カチ
ヴヴヴヴヴッッッッ♡
sv
sv
sv
シヴァさ〜ん♡
聞こえてるかな?
sv
なんで逃げようとするの?
sv
sv
俺が簡単に逃げられるようにしてると思う?
ペットカメラ、シヴァさんのために注文したんだよ
もちろん声も聞こえてるよ
体ビクビク震わせて喘いでるシヴァさんのことちゃ〜んと見てるから安心してねっ♡
sv
ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ
sv
まぁ俺が帰るまでその状態で待っててよ
今からそっち向かうね〜
ya
《んぁ、?どーした?
ya
ya
《あぁ、さっき教室にいなかったのはそのせいか
《了解、伝えとくわ
ya
ya
ya
ya
キィ…バタン
ya
sv
ya
カチ
sv
ya
ya
sv
ya
ya
ya
ya







