生徒達
(ガヤガヤガヤガヤガヤ)
(舞台裏)
遥輝
うっわ~すんごい人数
レイカ
まぁ凄い数よね
イツキ
特別ゲストの紹介してから開始だよね
麻華
私達は司会だから、行くわよ、皆
麗美
えぇ、勿論
零
はーい
千波
んじゃ行きましょか
(舞台上)
麗美
皆ー!元気してる?
麻華
元気そうなら良かったわ!
千波
それじゃあまず、特別ゲスト!
零
というより、配役だよね!
麗美
そうね!まず、主役はこの三人!
麻華
遥輝、レイカ、イツキ!
麗美
まぁ出てきてもらわないんだけどね
零
次に、特別ゲスト含むえーと……なんて言うのこの役
千波
あー……わっかんないけど、星、ぷりっつさん、日下の三人です!
生徒達
(ザワザワガヤガヤ)
麗美
それじゃあ!
零
演劇悪夢!カゲロウデイズ、開幕!
(開演ブザー的な感じの音)
零
『これは、八月14日の午後12時半くらいのこと』
イツキ
『………あっつ』
星
『暑いよな』
イツキ
『まじで病気になりそうなほど眩しいぞ今日』
星
『そんなにかw?まぁでも夏は嫌いだな』
イツキ
『マジで夏暑いから嫌い。永遠に秋でいい』
星
『気候的には秋も寒くなる日あるぞ普通に』
イツキ
『うわそれは最悪』
猫
『にゃーん(抜け出す)』
星
『あっ!待て!』
イツキ
『大変だな~……って、星危ない!』
星
『えっ?』
(ブレーキの効果音)
イツキ
『あっ……えっ………星………?』
イツキ
『うっ!ゲホッゴホッ!(噎せる)』
イツキ
『……嘘……だろ……?』
『嘘じゃないぞ』
イツキ
『……は?……誰だよ……』
『教えるわけねぇだろ』
『んじゃまぁ、頑張れよ』
イツキ
『はぁ?何言って……』
(蝉の声の効果音)
イツキ
『………あ(眩む)』
レイカ
『……っ!(目を覚ます)』
レイカ
『……今は何時かな………?』
(八月14日午前12時くらい)
レイカ
『……結構まだ早いのね』
(蝉の声の効果音)
レイカ
『っ!………家に蝉でも入ったかしら……』
レイカ
『……もう一度寝ましょう。昼頃ぷりと遊ぶし』
ぷりっつ
『ホンマに夏暑くない!?』
レイカ
『聞いた。4回くらい聞いたから、落ち着いt』
ぴの
『にゃーん(抜け出す)』
ぷりっつ
『あっ!ぴの待て!』
レイカ
『あいも変わらずね……って!ぷり危ない!』
ぷりっつ
『え?』
(ブレーキの効果音)
『……カ?』
『おー……カ?』
『おーいレイカ?』
レイカ
『っ!?』
ぷりっつ
『おー?大丈夫かー?』
レイカ
『えぇ、大丈夫よ』
ぴの
『にゃーん(抜け出す)』
ぷりっつ
『あっ!ぴの待t』
レイカ
『っ!(ガシッ)』
ぷりっつ
『……?レイカどうしたん?』
レイカ
『あっ…いや、もう今日は帰りましょ?』
ぷりっつ
『え?でもぴのが……』
レイカ
『大丈夫よ。動物は帰省本能で家に帰ってくるわ』
ぷりっつ
『……そか、それもそやな』
ぷりっつ
『ほな、帰るか!』
レイカ
『えぇ、そうね。もしかしたら帰ったら既にぴの帰ってきてたりね』
ぷりっつ
『そうなんやな』
ぷりっつ
『いやー今日は楽しかったな!』
レイカ
『えぇ、そうね。とても楽しかったわ』
レイカ
『……あっ!ぷり危ない!』
ぷりっつ
『へ?』
レイカ
『……あっ………ぷり……嘘…………』
レイカ
『嫌………夢、これは夢!』
『そんなわけないじゃない』
レイカ
『………また……この声……』
『夢じゃないわよ。れっきとした現実』
レイカ
『そん………な………』
『それじゃあ次、頑張りなさいな』
レイカ
『待っ………!?』
レイカ
『ぷり………笑ってる………?』
レイカ
『あっ………ダメ……意識が………』
イツキ
『何回も、何回も繰り返しても、助けられない……』
レイカ
『いつもいつも、変なやつに嗤って奪われる』
遥輝
『でも、こんなよくある話ならば、結末は……きっと一つだけなんだろう』
イツキ
『じゃあね。星』
レイカ
『お別れね。ぷり』
遥輝
『バイバイ。日下』
レイカ
『今の繰り返しは、最初と似ている』
遥輝
『だったら………』
(ドンッ)
日下
『うわっ!?(押しのけられる)』
星
『わっ!?(押しのけられる)』
ぷりっつ
『な、なんやっ!?(押しのけられる)』
(ブレーキの効果音)
日下
『…………え?』
星
『嘘……』
ぷりっつ
『んな……マジかよ……』
『な、何やってるんだお前らは!?』
日下
『木更津!大丈夫なのか!?傷が!なんで!なんで!』
遥輝
『なんだか………知らねぇけど………ざまぁ……みろよ……俺らで……遊んだ……罰だ』
ぷりっつ
『レイカっ!大丈夫なんか!?』
レイカ
『……はぁ………ほんっと、クソみたい。もっと……ぷりとの時間……大切に過ごしてた方が良かったかなぁ……』
星
『イツキ!なんで!なんで俺を……』
イツキ
『……お前……いつも……クールなのに……こういう時………いつものクールさ忘れんの…………ずりぃぞ……』
イツキ
『……あぁ、ファンタジーとかで実によくある夏の日のことだな……』
レイカ
『……そんな何かも分からない……物語が………』
遥輝
『……ここで終わる………終わったんだ………』
星
『……………』
星
『りあ、俺、またダメだったわ。イツキを、救えれなかった』
ぷりっつ
『……なぁ、ぴの』
ぴの
『にゃーん』
ぷりっつ
『俺、またレイカのこと助けれんかった………情けへんよな………』
日下
『……また、ダメだったわ……木更津を救えなかった……』
日下
『どうしたらあいつを救えるのかねぇ………』
日下
『まぁ、頑張るしか無いかな』
千波
これにて、演劇団"演劇悪夢"のカゲロウデイズを終了いたします
生徒達
(パチパチパチ)
麻華
最後は役者紹介と、一言メッセージでも貰いましょうか
麗美
なら、零お願いね
零
はいはーい!了解!
零
まず、主役が三人。木更津遥輝、遠藤イツキ、レイカ=ハザマさんだよ!
イツキ
(お辞儀して手を振る)
レイカ
(お辞儀して手を振る)
遥輝
(お辞儀して手を振る)
麻華
御三方演じてみてどうでした?
イツキ
いつもやってる役とはまた違って難しかったね~
千波
イツキは基本的に悪役が多いからね~
遥輝
今回みたいに悪役と呼べるものがいない時もあるからね
レイカ
私は……ぷりっつさんをぷり呼びするのが恐れ多かったですね
麗美
wwwwwwwww
レイカ
あの方有名人ですからね?そんな大それた方に私馴れ馴れしい呼び方でしたから恐れ多かったです
麗美
最後のあの言葉良かったけどね~
レイカ
あれチョイスしたの誰ですか
麗美
狂夢
麻華
台本制作は狂夢しか居ないでしょ
レイカ
それは……そうですね
遥輝
僕は普通に最後の"ざまぁみろよ"ってとこの顔が大変だった
零
台本ゲス笑い顔でって書いてるからねそりゃ難しいよ
千波
まぁでも良かったと思うよ?
零
さて、じゃあ次は、主人公の三人が助けようとしてて、最後に助ける側に回った三人!夜明星、ぷりっつ、日下春夜さんです!
零
あ、ってか全員分まとめて最後のさん付けしてる感じだけど行けてるのかな
麻華
私最後の人にしかさん付けしてないと思ってた
零
あーマジ?
千波
ちなみに私も思ってた
零
マジか。じゃあ言っておきますと、全員まとめてさん付けですから最後のさんは
麻華
あ、出てきてどうぞ
星
(お辞儀手を振る)
ぷりっつ
(普通に手を振る)
日下
(手を振る)
麗美
それで?演じてみてどうでした?
星
そんなに言葉多い方じゃなかったからな~……でも、楽しかった
ぷりっつ
俺はレイカさんにぷり呼びされたのが新鮮やった
レイカ
ごめんなさい台本通りやっただけなので次からちゃんとさん付けしますので
ぷりっつ
いやええねん。新鮮やったし、これからもそう呼んでくれたら俺は嬉しい
レイカ
え?わ、わかりました
日下
俺は……普通に難しかったな。友達が死ぬなんて無かったし、それも自分を押しのけてなんて、無かったからな
麻華
まぁ普通無いからね
零
ちなみにぷりっつさんの言ってた"ぴの"はぷりっつさんが実際の家族の猫ちゃん連れてきてもらいました!
千波
こちらの無理を聞き入れてもらってありがとうございます
ぷりっつ
ん?別にええよ。
麻華
それじゃあ、演劇悪夢の演劇は終わり!
麗美
ぷりっつさんにサイン貰いたい子は今がチャンスよ!
ぷりっつ
なんで俺だけw
零
有名人だからじゃないかな
ぷりっつ
あんたらもやろ!