ミユキ
ねぇ、アラタ

ミユキ
起きてる?、

アラタ
うん、起きてるけど

アラタ
どうしたの?

ミユキ
あのね、今私

ミユキ

ミユキ
殺されるかも、

アラタ
え?

アラタ
なんで?

ミユキ
今私のマンション、通行止めになってない?

アラタ
あ、本当だ

アラタ
え、なんで?

ミユキ
落ち着いて聞いてね、

ミユキ
今、私のマンションに

ミユキ

ミユキ
化け物がいる、

アラタ
化け物?

ミユキ
うん、

ミユキ
化け物って言ってもモンスターみたいなもんじゃない。

ミユキ
人に寄生するの

アラタ
え、ごめん

アラタ
全く状況が理解できない、

ミユキ
今警察は化け物を外に逃がさないように、もう私達を見殺しにしたの。

アラタ
そんな、

アラタ
嫌だよ!そんなの!

ミユキ
アラタ、お願い、

ミユキ
助けて。

アラタ
うん、今からそっちに行く

アラタ
必ず助けるから

アラタはミユキを助ける為にした事はまず情報を集める事だった
アラタ
すみません、これ何が起こってるんですか?

野次馬
さぁ、私も詳しくは知らないんだけど、殺人鬼が立て籠もってる見たいよ。

アラタ
そうですか、

アラタ
ニュースにもなってないし、警察は嘘を伝えてる。政府はこの事を隠そうとしてるのか?

アラタ
だとしたら、化け物は

アラタ
政府が秘密裏に開発したもの?

アラタ
ダメだ!こんな事考えても意味がない

アラタ
今大切なのはどうやってミユキを助けるか。

警察
君!そんな所で何してるの!?

アラタ
え、あ、すみません。通行止めだしどこから通ったらいいか迷って

警察
あー、そうなの?通るんだったらこっちの道だよ

アラタ
あ、ありがとうこざいます、

アラタ
このマンションだけが閉鎖されてる。たったら!

アラタ
この路地裏の隙間から!

アラタ
ロープを伸ばせばミユキを助けられる!

アラタ
ミユキ

アラタ
準備できたよ!

アラタ
路地裏の隙間に来て!

ミユキ
ありがとう!アラタ!

ミユキ
信じてたよ!

アラタ
ミユキ、

ミユキ
アラタ、好き、

アラタ
ミユキ

キスをした瞬間、アラタの身体に得体の知れない『何か』が入って来た
ミユキはその場に倒れ、路地裏からそっと街へ向かうアラタの姿があった。
アラタ
これで僕は自由だ。
