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野原ひろしとラブ子の揺らぐ風の物語

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野原ひろしとラブ子の揺らぐ風の物語

7 - ごまかしきれない気持ち

♥

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2025年11月16日

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ひろし視点!

……最近、どうもダメだ。、

ラブ子と話すたびに、胸の奥がぎゅっと締めつけられる。

別に、責められてるわけじゃねぇ。 ラブ子はいつも通りで、優しくて、素直で。

ただ-- その優しさが今の俺には逆にきつい。

今日、公園でラブ子に言われた。

ラブ子

……ひろしさん、今日ちょっと変じゃないですか?

その言葉が、心の奥に突き刺さった。

野原ひろし

心の声(……バレてたのかよ)

隠せてると思ってたのに。 俺の胸の痛みも、ため息も、全部。

夕方の風が吹き抜ける中、 俺はラブ子の質問にまともに答えられなかった。

野原ひろし

いやいやいや!!むしろ俺の方が
……なんつーか、その……

言葉が出ない。 言いたいことは山ほどあるのに、どれも飲み込んでしまった。

野原ひろし

心の声(ラブ子のことが、ひとしの話が……正直きついんだよ……)

そんなこと言えるわけないだろ。 おっさんが若い子相手に何言ってんだって話だ。

家に帰っても、その言葉が頭から離れない。

--ひとしくんがね……--誰とでも仲良くて……--人気者で……

思い出すたびに胸が苦しくなる。

ひとしが悪いわけじゃない。 むしろ、ラブ子が惹かれるような、 いいやつなんだろう。

でも、俺は思う。

野原ひろし

心の声(…ラブ子の誰かを見る目が、
俺に向くことは、もうねぇんだな)

当たり前のことなのに、 やっと自分でちゃんと分かってきた。

今日、ラブ子が少しうつむいて、

ラブ子

……私、何かしましたか?

そう聞いてきたとき、胸がちぎれそうになった。

野原ひろし

心の声(違うんだよ……ラブ子は悪くねぇよ……)

悪いのは全部、勝手に期待した俺だ。

期待なんかしなきゃ、 こんな苦しさなくて済んだのに。

ベットに座ってため息をついた。

野原ひろし

心の声(はぁ……俺、どうしちまったんだか)

ラブ子の相談相手でいることは 嬉しい。 でも、相談内容がひとしのことだと、心臓が焼けるみたいに痛い。

それでも、逃げる気にはなれない。

だって、ラブ子が 頼ってきてくれたから。

野原ひろし

心の声(もう少しだけ。
あと少しだけ……俺に頼ってくれりゃ、それでいい)

そう言い聞かせるけど、胸の苦しさは日に日に重くなっていく。

限界なんてとうに近い。 でも、それを悟られたら-- きっとラブ子は困るだろう。

だから俺はまた笑う。 明日も公園で、 ヘラヘラ笑って誤魔化す。

……それしかできない。

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