斎藤凛花
初めまして!「斎藤凛花」って言います!
鈴木隼人
お、宜しくな
斎藤凛花
はい!
斎藤凛花
先輩、猫好きですか?
鈴木隼人
なぜ分かった?
斎藤凛花
プロフィールに書いてあったので
斎藤凛花
私、仔猫飼い始たんですけど…家来ます?
斎藤凛花
今空いてますけど…?
鈴木隼人
行く行く!俺、仔猫好きなんだよな〜
斎藤凛花
良かったー!
家
斎藤凛花
先輩!ここでーす
鈴木隼人
1人暮らし?
斎藤凛花
はい。親が交通事故で死んで…お姉ちゃんも弟も、妹も従兄弟も…
鈴木隼人
あ、ごめんね?なんか…
斎藤凛花
いいですよ!
斎藤凛花
私は…構いませんので
鈴木隼人
泣いてるけど…
斎藤凛花
気にしないで下さい
斎藤凛花
はい!リンって言います
鈴木隼人
リンかぁ…俺の妹も凛って名前だったよ?
斎藤凛花
…妹さんは?
鈴木隼人
妹は…実家暮らし
斎藤凛花
そうですか
次の日
鈴木隼人
ごめんな!泊まらせてくれって頼んで…申し訳ない!
斎藤凛花
そんな事無いですって!
鈴木隼人
あのさ、俺貧乏で家賃払えなくて…ここ泊まっていいか?
斎藤凛花
私は、良いですけど?
鈴木隼人
ありがとう
一年後
斎藤凛花
隼人〜起きて!朝だよ
斎藤凛花
大学遅れるよ?本当に…朝は弱いんだからさ
鈴木隼人
んん…おはよ
斎藤凛花
はぁ、朝御飯出来てるから食べて大学行きな!遅れるよ?
鈴木隼人
何時…
斎藤凛花
7:30
鈴木隼人
ヤバ!
斎藤凛花
だから言ったのに…
鈴木隼人
行ってくる!
斎藤凛花
気おつけてね!
夜
斎藤凛花
遅いな…
LINE
斎藤凛花
「遅いけど、なんかあった?」
鈴木隼人
「あ…別に?気にしないで!w」
斎藤凛花
「彼女でも出来たの?」
鈴木隼人
「…違うよ?」
斎藤凛花
「出来たんでしょ?」
鈴木隼人
「違うって!」
斎藤凛花
「なんで否定するのー?私彼女じゃ無いのに?」
鈴木隼人
「…まぁ、居るよ?」
斎藤凛花
「でしょーだからさ帰るんだったら彼女さんの家でも行ったらー?」
鈴木隼人
「でも、お前は?」
斎藤凛花
「今までありがとうございました。先輩。」
鈴木隼人
「え、?」
斎藤凛花
「だって、元々は私の家だから」
鈴木隼人
「分かった…」
鈴木隼人
「って言うと思った?」
鈴木隼人
鈴木隼人
「おーい」
鈴木隼人
「こっち電波悪いからさ…良いところに移動してー」
斎藤凛花
「ブロック…していい?」
三年後
鈴木隼人
「ごめんな!見てたら…返事くれ!」
鈴木隼人
「…彼女と別れた。あの後お前が1番大切なんだって分かった…だから」
鈴木隼人
「俺と、付き合わないか?」
斎藤凛花
「…お願いしますw」