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雫
まふゆ
雫
まふゆ
雫
まふゆ
雫
………朝比奈さんが何かおかしい
急に怖い顔をして 黙り込んだと思ったら、
すぐに笑顔になって私に 「どうしたの?」と聞いてくる
雫
まふゆ
まふゆ
まふゆ
……やっぱり少し怖い
_ビュオォォッ
雫·まふゆ
急に道の右側から 生温かい風が吹いてきた
まふゆ
雫
道の右側にいた私の足を止め、 朝比奈さんは風の吹いてきた方を じっと見つめる
朝比奈さんは、腰についている ベルトから1つの片手銃を 取り出して構えた
そして__
パァンッ!!
雫
森の奥に弾を撃ち込んだ
まふゆ
朝比奈さんはゆっくりと 銃を下ろす
その鋭い視線の先をよく見ると、
雫
消えかけているお化けさんがいた
まふゆ
まふゆ
雫
雫
まふゆ
雫
まふゆ
雫
まふゆ
そう呟いて、朝比奈さんは 銃をベルトにしま……
………おうとした
__スチャッ
雫
朝比奈さんは無言で銃を 私の方に向けた
雫
まふゆ
パァンッ!!
雫
朝比奈さんは私の後ろに 弾を放った
雫
まふゆ
雫
まふゆ
____
まふゆ
まふゆ
雫
雫
まふゆ
雫
まふゆ
雫
雫
まふゆ
雫
まふゆ
雫
雫
まふゆ
今の朝比奈さんの声は、 いつもとは全く違う 冷たいものだった
まふゆ
そう言った朝比奈さんの 声のトーンは、いつもと同じ
雫
雫
まふゆ
雫
まふゆ
雫
まふゆ
朝比奈さんは木に背中を預け、 ゆっくりと座った
そして、静かに空を仰ぐ
雫
私もそれにならった
雫
私は小さく呟く
まふゆ
まふゆ
雫
まさか朝比奈さんから そんな言葉が出てくるなんて、 という驚きの本心を バレてしまわないように隠して、
私は軽く相槌を打った
雫
私は静かに目を閉じた
まふゆ
真っ暗なセカイは、 驚くほど静かでさみしかった
__ガンッ
雫
いきなり後頭部に衝撃を感じた
驚いて目を開いた私は、 地面に投げ出されていた
まふゆ
朝比奈さんが駆け寄ってくるのが 視界の隅に見えた
雫
状況が理解できないが、 心配されないように、 ゆっくりと身体を起こす
キィィーンッ
雫
頭が殴られたように痛い
耳鳴りと共に、私は頭を抑える
まふゆ
朝比奈さんは、私をゆっくり 仰向けに寝かせる
雫
まふゆ
私は目だけを動かして 周囲を確認した
ふと、視界の端に 黒い何かが見えた
…さっきまでは なかったはずなのに
雫
地面に転がる、 黒い不気味なモヤのかたまり
まふゆ
よくよく見ると、 そのかたまりから 薄桃色の煙のようなものが あふれだしている
あれが…………
…あら?
雫
まふゆ
雫
雫
まふゆ
そう言って朝比奈さんは ベルトから銃を取り出す
そして__
バンッ!!!
黒い不気味なモヤのかたまりに 弾を放った