好きな人の話

私は、メアリー

ほとんど何も喋らない

そして、日常にも出ない

今回は私の好きな人の話

私は自分の部屋で呟いた

今日は私がご飯当番

料理が好きな私はワクワクしながら 服を着替える

ｶﾞﾁｬ

私は適当な歌を歌いながら家の廊下をスキップする

だんだん1人で歌っているのが悲しくなったので、普通に歩き出した

璃兎くんが私に笑いかけてくれる

ドキッ

それは、璃兎くんが

好きだからです

って言えたら楽なのになぁ

りうくんは小豆さんが好きだから

告白なんて出来ない

ということは

デートですか?!?!

ち、違いますっ！勘違いです！

璃兎くんには釣り合わないです！

ただのお出掛けです！

というか

私、OKしてしまってる･･･

と言って璃兎くんがリビングへ行ってしまった

私は朝食を皆さんの分作り終えて

璃兎くんとショッピングモールに 来ていた

ドキッ

私は急に話し掛けられて驚いた

自覚していなかったが、考えてみると笑っている時はあまり無い

私は璃兎くんに背を向けて好みの服屋へと向かった

返事がない･･･やっぱり

私は可愛い服を着ても可愛くなれない

璃兎くんが顔を真っ赤にさせて言った

私達はショッピングモールを出て歩いていた

周りには人が居ない

『可愛いよ』

璃兎くんが私に言ってくれた言葉が私の脳内をグルグル回る

今なら言えるかな

好きだよって

言えるかな

私は涙を流した

くるしくて、怖くて

振られるのを知ってながらも告白するのが怖くて

璃兎くんは黙ってしまった

私達は足を止めて

何も言わない

私がそう言って歩き出した

ﾊﾟｼｯ

璃兎くんが私の手を掴んだ

これは、私の恋の話