『あの夏が飽和する。』

『あの夏が飽和する』

歌詞

ピンポーン

ｶﾞﾁｬｯ

君はそう言っていた

梅雨時ずぶ濡れのまんま、

部屋の前で泣いていた。

夏が始まったばかりだと言うのに

君は酷く震えていた。

そんな話で始まる

あの夏の日の記憶だ

殴られ続けて

水かけられて

蹴られて

やけど、切り傷も付けられて

ちゃんとしないと、 莉犬を殺すって……

もう嫌になって

ﾀﾞﾝｯ

肩を突き飛ばして

打ちどころが悪かったんだ

走って逃げて

もうここにはいられないと思うし

どこか遠いとこで死んでくるよ

そんな君に僕は言った

財布を持って

ナイフを持って

携帯、ゲームもかばんに詰めて

いらないものは全部壊していこう

あの写真もあの日記も

今となっちゃもういらないさ

人殺しと

ダメ人間の

君と僕の

旅だ。

そして僕らは逃げ出した。

この狭い狭い世界から

ﾌﾞｰﾌﾞｰ

家族もクラスの奴らも

何もかも捨てて2人で逃げて

遠い遠い誰もいない場所で

2人で死のうよ

もうこの世界に価値などないよ

今朝、〇〇地区 △△学校でーーー

人殺しなんてそこらじゅう 湧いてるじゃんか

君は何も悪くないよ

君は何も悪くないよ