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神田広都
……(ここは)
僕は目を覚ますと病室に居た
橘唯奈
広都君！
ｷﾞｭ
…誰？この女の人は
僕は思わず突き放してしまった
橘唯奈
その時の彼女顔が今でも頭から離れない
神田広都
僕…、どうしたんだ…
ガラッ
神田広都
大和…と、空野先輩と青柳先輩…
青柳駿
お前…
空野麻奈
青柳…っ
空野麻奈
ねえ…神田君、私達と出会った経緯は覚えてる？
神田広都
はい、
神田広都
確か…誰かの友達です
神田広都
青柳先輩は…よく分からないんですけど…嫉妬心？みたいなのがあります。
青柳駿
素直だな、おい笑
空野麻奈
じゃあ…青柳の幼馴染は誰か分かる？
神田広都
ええと…
神田広都
分からない…、です
青柳駿
……っ
空野麻奈
………
原田大和
広都…お前には…
神田広都
けど…何か大事な事を忘れてる気がするんです
空野麻奈
大事な、こと
神田広都
けど…顔にはモザイクがかかってて…
神田広都
女の人で、僕より年上で、とても優しくて…
神田広都
思い出したいのに思い出せないんです
空野麻奈
そっ、か…
原田大和
………
青柳駿
……っ
橘唯奈
……っ
橘唯奈
なんで…私が刺さられなかったんだろ…
橘唯奈
私のせいで…っ
空野麻奈
空野麻奈
唯奈
橘唯奈
…麻奈
橘唯奈
私…どうしたらいいのかな…？
橘唯奈
大切な人に忘れられるってこんなに悲しいんだね…
橘唯奈
…何で私じゃ無いんだろっ…
橘唯奈
私のせいでっ…
空野麻奈
唯奈のせいじゃない…
空野麻奈
神田君は唯奈を守る為に…
橘唯奈
でも…っ
空野麻奈
大丈夫…唯奈、大丈夫だから…
青柳駿
……ゆっちゃん
原田大和
先輩……
青柳駿
記憶を取り戻させないと、な
原田大和
いいんですか…？
青柳駿
前の俺ならすぐゆっちゃん奪ってたかもな…
原田大和
……優しいんですね
青柳駿
…愛があるから？笑
原田大和
…愛、ですか
青柳駿
ずっと近くで見てきたから…
原田大和
……
橘唯奈
…はあ…どうしよ
私はふと携帯を見た
そこには写真が写っていて…
橘唯奈
これ…告白された後に撮った写真だ…
橘唯奈
ちょっと強引な感じだったけど、
橘唯奈
嬉しかったなあ〜…
橘唯奈
………
橘唯奈
もうこれもいらなくなるのかな……
橘唯奈
私、このまま忘れ去られちゃうのかな…？
告白
一瞬そのふた文字が私の頭をよぎった
♪♬♬♪♫♪♬♬♪
橘唯奈
……駿ちゃん？
橘唯奈
もし、もし？
青柳駿
おう、ゆっちゃん
橘唯奈
どう…したの？
青柳駿
いや…調子どうかなって
橘唯奈
……
青柳駿
って良い訳ないよな…
橘唯奈
私…広都君の事忘れた方が良いのかな？
橘唯奈
そしたら…
青柳駿
…そんなのゆっちゃんじゃない
橘唯奈
え？
青柳駿
ゆっちゃんは悲しい時でもそんな弱気じゃなかった
青柳駿
いっつも馬鹿みたいに笑って
青柳駿
悲しくても前を向いていて
青柳駿
未来を見つめてた
橘唯奈
そんなの…
青柳駿
ゆっちゃんはそれで良いの？
橘唯奈
…嫌だ、もう一度、広都君と笑いあいたいっ…
青柳駿
…ならさ
青柳駿
1つ提案があるんだ
橘唯奈
…提案？
青柳駿
青柳駿
告白
青柳駿
あいつに告白するんだ
橘唯奈
私が…広都君に
青柳駿
思い出の場所で
橘唯奈
………分かった
橘唯奈
私、告白する
青柳駿
青柳駿
うん
翌日
橘唯奈
…って訳なんだけど
空野麻奈
お〜なるほどね
原田大和
青柳先輩良い仕事しますね笑
青柳駿
それ俺褒められてんの？笑
空野麻奈
まあーでもまず神田君呼び出さないとね
橘唯奈
…うん
原田大和
それはあいつに任せましょう
青柳駿
……ん？あいつ？
原田大和
天宮ちゃんですよ
橘唯奈
雫！？
空野麻奈
え！？あの後輩！？
天宮雫
…悪いですか？
橘唯奈
雫！
天宮雫
べ、別にお姉ちゃ…
天宮雫
橘先輩の為じゃないですからね！？
天宮雫
お詫びですよ、お、わ、び！！
青柳駿
(ツンデレだ…)
原田大和
(ツンデレか)
空野麻奈
(どんだけ唯奈の事好きなのよ😅)
橘唯奈
ありがとう！雫！
天宮雫
…べ、別に//
天宮雫
んで？どこに呼び出すの？
橘唯奈
広都君と学校に行く時集合場所は駅だったよ
空野麻奈
■●駅？
橘唯奈
うん
原田大和
じゃあそこで決定ですね
空野麻奈
じゃ、明日実行！はいかいさーん
青柳駿
軽いな…おい笑
青柳駿
青柳駿
ゆっちゃん
橘唯奈
…ん？
青柳駿
俺はゆっちゃんの事ずっと好きだから
橘唯奈
橘唯奈
……ありがと
橘唯奈
でも私は
青柳駿
分かってるよ
青柳駿
青柳駿
…告白、頑張って
橘唯奈
橘唯奈
うん
ドキドキする…
神田広都
……雫、ごめ…
橘唯奈
……広都君！
神田広都
あ、こないだの…
橘唯奈
広都君、聞いて
神田広都
…何ですか？
橘唯奈
…
私は大きく息を吸いその一言を口にした
橘唯奈
好きです。
今回はここまでです！
唐突ですが、次回最終回です
この作品が途中だったのを忘れていました
本当に申し訳ありません🙇💭
では最終回でお会いしましょう
それでは|彡
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