ユイ
ユイ
ここは悪女よろしく嫌味を言うべきか
生徒会メンバーの前で突然のキャラ変は妙だし
とりあえず嫌味のひとつでも言っておこうと口を開くと──
ミサ
影井優
ユイ
影井優
影井優
ミサ
影井優
ユイ
ユイ
ユイ
ミサは目を潤ませ、 困ったように生徒会長を見つめている。
ユイの顔を鏡で見たときに、綺麗だとは思ったけど
ミサはヒロインなだけあって別格だ。
私が黙って2人を見つめていると
ギロッと生徒会長に睨みつけられる。
影井優
ユイ
ユイ
影井優
影井優
ユイ
先輩が指差した机の上には
沢山の資料とホチキスが。
あれを1人で作れってこと…?
ミサ
ミサ
ミサ
ミサ
影井優
影井優
影井優
ミサ
生徒会長に背中を押され、 こちらを不安そうに見つめるミサ
いやいや、1人じゃあの量どう考えても無理でしょ
きっとあの子も残ってくれるはず──
ミサ
ミサ
ユイ
思わず膝から崩れ落ちそうになる。
ミサは生徒会長に連れられるがまま、出て行ってしまった。
仕方ない…やるしかないのか
ユイ
ユイ
資料を前に溜息を吐いていると
相変わらず黙ったままの推しが目に入る。
ユイ
ユイ
ユイ
来栖奏
しばらくの間、生徒会室には
私がホチキスで資料をまとめる音が響いていた。
ユイ
ユイ
放課後、生徒会室…
ユイを牽制し、出て行くミサと生徒会長
そして、2人きりになる
悪女ユイと、ヤンデレ来栖奏──
ユイ
ユイ
ユイ
ユイ
ユイ
来栖くんと会いたい一心でここに来て
あれだけ来栖くんのイベントを経験してきたと言うのに…
ユイ
窓の外を虚ろに見つめる来栖くんの姿は
アプリで見た闇落ち待った無しのあの姿だ。
来栖くんはこの後校舎から出てくる2人を見つけ──
来栖奏
ユイ
そしてゆっくりと来栖くんはこちらを振り返る。
視線が交わり、その恐ろしい程キレイな顔に
私は改めて驚き、固まる。
ユイ
ユイ
ユイ
ユイ
このイベントを阻止しなくては、来栖くんは──
ユイ
来栖奏
ユイ
来栖奏
ユイ
ユイ
けど、絶対にこのイベントは止めなきゃならない
ユイ
ユイ
ユイ
ユイ
来栖奏
来栖奏
来栖奏
ユイ
私が声を掛けなくても、来栖くんの病み具合はヒートアップしていく。
けど、どうしたら、どうしたらっ…
思考を巡らせていると、 来栖くんは突然ピタリと動きを止めた。
ユイ
来栖奏
来栖奏
ユイ
やった!やっぱりユイがそそのかさなければ
闇落ちしなくなるんだ!
しかし、来栖くんは楽しげに肩を揺らし
地を這うような低い声で、言葉を発した。
来栖奏
ユイ
闇落ちしちゃった!!!
コメント
17件
ミサちゃんタイプじゃないけど…ゆいちゃん可愛い☆
ミサがやるはずだった仕事←
いつになったら続きが無料になるのー!早く読みたいぃ…•́ ‿ ,•̀