霊那
もう…いっか…
霊那
もう、いいの……
私はフェンスを乗り越えた
冷たい風が私を罵るように吹き付ける
霊那
うるさいな
一歩、確実に踏みしめるように進む
身体が傾いて
最期に見えたのは、親友の姿だった
霊那
フフッ…ごめんね……。
そこで私の意識は途絶えた
あぁ…これが死か。
千夏
え……?
千夏
あ、れい‥な?
何が起きた?
千夏
ね、れいな
違う。嘘だ幻覚だ
通行人
a きゃぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!
通行人
b誰か!警察と救急車を呼ぶんだ!
通行人
c見てわからないのか!もう死んでる!!
千夏
死んで…?
千夏
なんで…?
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??……
千夏
え、だってなんで
どうして私を睨んでいるの?
そんな顔しないでよ
憎む相手が違うじゃないか
私のせいじゃ
警察
君、大丈夫か?
千夏
え?
警察
……
警察
少し話を聞かせてくれるかな?
千夏
は、はい
警察
………
私は即席の部屋へ連れて行かれた
しばらくして私は落ち着いた
どうやら防犯カメラに私と霊那が一緒にいるところが写っていたらしい
自殺の原因に心当たりがないか聞きたいそうだ
(ちなみに状況から自殺で間違いないだろうとのこと。警察すごい。)
千夏
あの子の名前は霊那(れいな)っていって、私の親友です
警察
なるほど。彼女の行動に心当たりはあるかな?
千夏
……れいなは、いじめを受けてたんです
千夏
今日もクラスメートにいじめられてて…
警察
そうか。なんとなく原因は分かった
千夏
………
警察
ありがとう。助かったよ
警察
こんなことがあったのにすまなかった。
警察
帰りは大丈夫かい?うち(警察)が送って行ってもいいんだけど
千夏
大丈夫です。ありがとうございます
私は現場を後にした
帰り道
千夏
…れいな………
千夏
私があの時違う言葉をかけていれば
千夏
私があの時ちゃんととめられていたら
千夏
私が…あのとき…っ
信号が赤だと気づいたのは、車のクラクションが聞こえてからだった






