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あなたを忘れない…わたしのためにも…

第1話 - あなたを忘れない…わたしのためにも…

2020年02月05日

#大好き

#親友

ありぽぽ

これはある日の話だ。

未夏

有明（ゆあ）一緒に帰ろう！

有明

いいよー！わたしもこっちの道で帰ろうかな？

未夏

私の帰える方向で、かえっていいの？お母さんに怒られるよ？

有明

良いの、未夏（みな）。お母さんに言わなくても、前にいつかあっちからかえるっていったから！

未夏

ならいいんだけど…

有明

はやく帰ろう！塾に、遅れちゃうよー。

未夏

分かった！

未夏が家で有明と別れて、有明は、家にかえるために、歩き出した…しかし、ドンッダダダダドンッ　こんな音が周りに響きわたった…

朝学校に来たときいつも私よりはやく来ている有明がいなかった。

未夏

先生有明は、お休みですか？

先生

それがな…ちょっいいか？未夏さん

未夏

あっはい。

先生

有明さんは、昨日どこから帰ったか知っていますか？

未夏

えーとわ、わたしのほうから帰りました。有明がどうかしたんですか

先生

うーん昨日の帰りに、お母さんから電話がかかったんだ。有明が塾に来ていないから、学校にいませんか？とな…

未夏

有明の、お母さんが…

未夏

でっ有明は…

先生

あー有明さんは　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　昨日の帰りに谷で落ちて亡くなりました。

未夏

有明がですか？

先生

はいっ…

未夏は、家に帰って衝撃から逃げ出されなかった…思いっきり泣いた。泣けるだけ泣いた思う存分泣いた。

ピーンポーンピーンポーン

未夏

あっ誰だろう？

有明のお母さん

あー未夏ちゃんこんにちは。

未夏

有明のお母さん…ご、ごめんなさい。有明を、守る事ができなかった。前に有明と、約束したんです。必ず守る。一緒に助け合い、一緒に生きていくという事を…わたしは、わたしは、守れなかった。本当に、ダメな親友でした。ごめんなさい(>_<)もう親友なんて、できないです。こんなんだったら。できない方がよっぽどいいです。

有明のお母さん

そんなことないわ。あなたは有明と、たくさん遊んでくれた。一緒に帰ってもくれた。そんな親友になってくれて、有明は、うれしいと思うわ。わたしだってうれしいの。ありがとう。親友は、きっとあなたにできる、できないことなんて絶対にないわ。だって、いつも有明言ってた。『未夏はねっ、おこるときは、怒って、褒めるときは本気で褒めてくれるんだ～！うれしい、こんな親友どこにもいないから、毎日楽しい。絶対未夏を守ってみせる』って！あの言葉忘れられないわー。

有明のお母さん

大切にしてくれてありがとうね！

未夏

いえいえ。ありがとうございます。大切に、空を見守ろうと思います。有明という私のために…

未夏

有明ありがとう～大好きだよー！

未夏は、そう言って空を見上げた。