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稲荷崎バレーボール部の日常とは如何に(修正中)

第26話 - ナイトハント

509

2023年05月18日

#ハイキュー

#稲荷崎

#青春恋愛

#ハイキュー夢小説

#ドラマ

#角名倫太郎

蒼葉☾·̩͙

星あかりがあまりない夜

今日に限って月は顔を出してくれないみたいだ

北

よし、じゃぁくじ引くで

北

ちなみに、神社に行ってから帰ってくるんやで

北

他の道行くと、暗いし、夜やから、迷ってまうことあるから気ぃつけ

北

ちゃんとペアのやつと帰ってくるように

そう、今行われようとしているのは『ナイトハント』だ

ここだけの話。部員には伝えてないが、私は暗かったり怖かったりするものが苦手だ

凛久

(最悪最悪最悪最悪最悪最悪最悪最悪最悪最悪最悪最悪最悪最悪最悪最悪最悪最悪最悪最悪......)

凛久

(そして、くじ引きによって私の運命は大きく左右する....)

凛久

(侑とかだったら終わり....)

北

凛久、くじ引き

北さんが正方形の白い箱を両手に持って私の元へと来た

凛久

は、はい.....

私は箱の中の1番下にある紙を取り出した

紙には「6」と数字が書かれていた

他の6番を引いた人とペアなのだろう

これは、私の人生がかかっていると言っても過言ではない

年下だけは避けたいものだ

北

全員引き終わったな

北

ペア作って、1からどんどん行き

北さんの掛け声により、部員が同じ番号の人を探し出す

凛久

(6番....6番....)

侑

2番の人〜！

尾白

あっ、俺やで！

侑

えっ、俺アランくんと？！

尾白

なんでちょっと嫌そうな反応なん！

尾白

傷つくで？！

凛久

(侑とは一緒じゃない...よかった....)

凛久

(そして、尾白さんドンマイ.....)

治

3番の人〜

理石

あ、俺っす！

治

おぉ〜、よろしゅうな

理石

おなしゃすっ！

凛久

(治でもないのか...)

凛久

(だとすると、あとは誰だろう....)

赤木

1番誰や〜

大耳

あ、俺や

赤木

おぉ、大耳か！

大耳

よろしゅうな

赤木

おう！

凛久

(え、まじで誰...？)

凛久

(全く面識ない人はちょっと無理なんだけど.....)

銀島

えーっと、6番の人おるか〜？

凛久

......！！！

凛久

は、はい！私！！

銀島

おぉ、凛久か！

銀島

よろしくなっ！

凛久

うん、よろしく！

私はここで勝ちを確信した

凛久

(銀の前ならビビっても後で揶揄ってくるようなやつじゃないから、最高だ！)

銀島

なんや、嬉しそうやな(笑)

凛久

え、うん、まじ超嬉しい

銀島

えっ...

銀島

そ、そうなんか

凛久

うん

銀島

じゃぁ、もう少ししたら行くか

凛久

そうだね、

凛久

(銀に、最初から怖いの苦手って言っておこうかな....)

凛久

(急に私が発狂してびっくりさせたら申し訳ないしな.....)

凛久

あ、あのさ、銀

銀島

ん、どうした？

凛久

驚かないで欲しいんだけど....

銀島

(なんか、らしくない...?)

銀島

お、おぉ....？

凛久

私、暗いのとか....怖いのとか...

凛久

苦手なんだ.....

いつもより小さい声で私は銀に伝えた

銀島

(.....妹みたいやな.....)

銀島

(俺、一人っ子やけど....妹いたらこんなんやのかな....)

銀島

せやったんか

銀島

全然気にせんでええよ！

銀島

道とか、俺初めてじゃないから覚えとるし、怖かったらいつでも言ってな！

凛久

うぅ、ありがとう。銀

銀島

前の合宿では侑とペアで置いてかれたんだよなぁ〜

そう言いながら銀は微笑する

凛久

ま、まじか....

凛久

やっぱり、侑と一緒じゃなくて良かった

銀島

そうやろな

銀島

尾白さん、大丈夫か心配やわw

凛久

尾白さんなら、多分逆にお化けを怖がらせそう

銀島

確かになw

銀島

(やっぱり、こんなに元気な凛久が自分のこと自分で傷つけてるとは思えへん....)

銀島

(ちょっとでも、凛久の不安やストレスをなくせてやれればええんやけど....)

凛久

銀は怖いのとか大丈夫なの？

銀島

せやな〜....

銀島

余裕って言ったら嘘になるけど、そこまで無理ではないで

凛久

そうなのか、すごい....

銀島

そうでもないで？w

銀島

マジもんのやつは叫ぶしなw

凛久

叫ぶんだ....聞いて見たいかも

銀島

なんでやねん！

銀島

じゃぁ、もうそろそろ行くか？

凛久

う、うん....

銀島

なんや、そんなに怖いんか？

凛久

うん、馬鹿怖いよ....

銀島

そんなら、俺の手でも握っとくか？

銀島

なんてなw

凛久

是非握らせてください

銀島

えっ？！

銀島

ま、まじか....？

凛久

だ、だって....怖いし....

凛久

離れたりしたら怖いし....

銀島

(よっぽど怖いんやろな....)

銀島

そ、そうか

銀島

なら.....

銀は少し照れながら私に手を差し出してきた

凛久

ありがと

銀島

おん、

銀島

ライトは俺が持っておこうか？

凛久

うん、私落とすかもしれないし

銀島

じゃぁ、俺が持つな

凛久

よろしく

そうして、私と銀は森の中へと歩き出した

背景がなかったので森の中だと思ってください

銀島

結構暗いな

凛久

う、うん

銀島

森とか、虫でないか.....

凛久

む、虫？

銀島

そりゃ夏の森は虫が出るやろ

凛久

ま、まじかぁ.....

銀島

大丈夫や！

銀島

俺が虫からも幽霊からも凛久を守ったるから！

凛久

(この子は神か何かか？)

凛久

あ、ありがとう

銀島

おう！

カラスの鳴き声や、風のせいで揺れる木々たちの音が私の不安を煽る

無意識に銀の手を握る力が強くなる

銀島

凛久、大丈夫か？

凛久

う、ごめん....

銀島

ええよ、ええよ。限界きたらもう戻ろうな

凛久

(なんて、優しい子なんだ....)

凛久

本当、ごめんね

銀島

ええって

銀島

苦手なもん、1つや２つあるのが普通やから、謝らんで

凛久

ありがとう...

銀島

にしても、もうすぐ行けば神社やと思うんやけどな

銀島

真っ暗で道もようわからんし

凛久

結構遠いの？

銀島

ん〜、1.5キロくらいやと思うけど

凛久

なるほど....

ｶﾞｻｶﾞｻｯ!!

凛久

わぁっ！！

銀島

うおっ、と

銀島

大丈夫か？？

凛久

い、今、あそこからガサガサって....

銀島

見てこようか？

凛久

い、いや、行かないで

銀島

(う....女子に上目遣いされるの初めてなんやけど.....//)

銀島

(はぁ、心臓に悪いわ、ある意味)

銀島

ほんなら、進むか

凛久

うん、

銀島

あっ！

凛久

えっ！？

凛久

なになになになになに？！

銀島

あ、、すまん！

銀島

神社見えてきて

凛久

あぁ、そういうことか....

銀島

ごめんな、、

凛久

うんん、大丈夫

銀島

じゃぁ、賽銭してくか

凛久

うん

銀島

金持ってきてる？

凛久

一応、500円くらいなら

銀島

よし、じゃぁ、やるか

チャリン

👏👏

銀島

(もっとバレー強くなれますように)

凛久

(みんなの努力が、実りますように)

凛久

ここ、綺麗な神社だね

銀島

せやな、誰が掃除しとるんやろ

銀島

いつ見ても綺麗や

凛久

そうなんだね

銀島

おうっ！

銀島

じゃぁ、帰るか？

凛久

そうだね

そんな会話をして2人で階段を降りている時だった

？？

ﾋｯｸ....ｳｩｯ...

女の子の泣き声が私のいる側から聞こえてきたのだ

凛久

？！？！

凛久

ぎ、ぎぎぎきぎ、銀！！！！

私は銀に思いっきり近づいて助けを求めた

銀島

お、落ち着け、凛久！

銀島

(近い近い....！)

凛久

お、落ち着けない！！！

凛久

な、なんか、声声！！

銀島

だ、大丈夫や！俺が着いとるから！！

凛久

で、でもでも！！！

凛久

今、女の子らしき声がぁぁぁあ！！！！

銀島

わ、わかっとる！

銀島

俺が確認したるから！

凛久

に、逃げた方がいいんじゃ！！

銀島

普通の女の子だったらどうすんねん！

凛久

た、確かに...

そうして、銀は声の方向の草むらを恐る恐る覗き込む

銀島

だ、大丈夫...ですか....？

銀がそう呼びかけるとガサガサと草むらが動く音が聞こえた

凛久

こ、こっちに来てる？！

私は銀の手を思いっきり自分側に引っ張る

銀島

り、凛久！大丈夫やから！

？？

ｳｩｯ....お兄ちゃんたち、誰....？

草むらから出てきたのは人間の普通の女の子だった

銀島

ほら、大丈夫やったろ？

凛久

ほ、本当だ....

凛久

ごめん

銀島

いや、大丈夫やで

銀島

とりあえず、君名前は？

由美

由美...

銀島

何歳？

由美

......6歳

銀島

わっ、こんな夜に1人でどないしたん？

由美

お、お母さんがいなくなったん

そう言って泣きじゃくる由美ちゃん

凛久

えっと、お家はわかる？

由美

....わかる

銀島

え、じゃぁ、なんで帰らないん？

由美

だ、だって...1人じゃ怖いんや....

そう言いながらボロボロと涙をこぼしていく

銀島

あぁぁ、ごめんよ！

銀は眉尻を下げて困っている

凛久

じゃぁ、お姉ちゃんがお家まで送ってあげるから道案内お願いできる？

由美

....！

由美

ほんま？

凛久

うん、本当だよ

由美

ありがとお！！

凛久

うん、いいよ

凛久

じゃぁ、銀はこの状況のことを北さんに伝えてきてくれない？

銀島

え、俺も行くで？

凛久

うんん、このこと伝えてきて欲しい

銀島

な、なんでや！

凛久

私たち、出発したの最後だし

凛久

私がビビってるせいで既に時間ロスしちゃってるから

凛久

このこと伝えてきて欲しいの

銀島

で、でも、凛久1人じゃ怖いんじゃないんか？

凛久

こ、怖いけど、由美ちゃんいれば大丈夫だから....！

銀島

ほんまか？

凛久

う、うん....！

銀島

しかも、北さんがペアで帰って来いって行っとったよ？

凛久

状況を知れば北さんもわかってくれるはずだよ

銀島

送るの、俺が行った方がいいんちゃう？

由美

うち、お姉ちゃんがええ

凛久

との事らしいので

凛久

私が行ってくる

銀島

うぅ......←心配

銀島

ほんまに大丈夫なんか？

銀島

無理してへん？

凛久

大丈夫だって、由美ちゃんが困ってるしこれくらい....

銀島

道は覚えとるん？

銀島

迷ったりせぇへん？

凛久

大丈夫だって！

銀島

なら、ええけど....

凛久

じゃぁ、よろしくね、銀！

銀島

おぅ.....

そうして銀は不安そうな顔を浮かべて帰り道を辿って行った

凛久

じゃぁ、行こうか

由美

うん！

この時の私はまだ知らない

この後待っている最悪なアクシデントについて

主

タップお疲れ様です❗️

主

ナイトハント、なんと銀とペアですね❕

主

いや、私もなんで銀とにしたんだろーって思います((は？

主

個人的に、私銀のこと結構好きなんですよね

主

1人っ子って知ってめちゃ驚いちゃいました(笑)

主

弟か妹がいるかと、てっきり思い込んでいましたし...

主

では、また次回に❗️

主

ありがとうございました👋

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コメント失礼します！おお！ペアは銀…何という安心感…アランくんは頑張れw はわ！？女の子？！六歳？！？！何で迷子？！？！ちょ、凛久ちゃんそれはあかん、それ絶対フラグだって！？！？！？待って待って待ってアクシデントって何怖い！？！？何があったのーー！？！？今回も心臓バックバクで読ませていただきました！怖かったです… 次回も気長に、楽しみに待ってます♪