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レイ
ユウト
レイは、にこりと笑った。 そして足元の床を「カチリ」と鳴らした。 ユウトが座っていた椅子のロックが外れる。 重い鉄の鎖が、ガラガラと引きずられて床を這った。
ユウト
目の前の床に広がっていたのは、 無数の画鋲、錆びた釘、砕けたガラス、そして血の跡。
レイ
ユウト
レイ
ユウトは立ち上がれなかった。 足首の鎖が重い。 それでもレイはリモコンを取り出して、 カウントダウンを始めた。
レイ
ブゥウウウゥゥンッ!!!
ユウトの足元に電撃が走る。 筋肉が勝手に動き、ユウトは一歩踏み出す。
ジャリッ!!!
ガラスの破片が足の裏に突き刺さった。 血がピュッと飛ぶ。
ユウト
レイ
もう一歩。 今度は釘が足裏にねじ込まれる。 ユウトは悲鳴をあげながら血だまりの上を進む。 ガラスで滑り、膝をついた瞬間
ズシャアッ!!
膝の皮膚がめくれ、肉が見えた。
レイ
ユウト
レイ
残り数メートル。 目の前の壁が遠く見える。 ユウトは這いながら涙と血で濡れた手を伸ばす。
レイ
ユウト
ユウトは最後の一歩を踏み出した。
バキッ!!!
ガラスの山に足を突っ込んで、倒れ込むように壁に手をついた。
レイ
ガシャン!!!
レイが持ってきたのは、バケツとモップ。
レイ
ユウト
レイ