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高校に入ってからもおれたちは変わらず 金曜日に会っていた
おれは無事に受験を終えたが
ユウの傷は増えるばかりだった
ユウ
ユウ
カヤ
カヤ
ユウ
カヤ
ユウ
そういってユウはカバンから 包帯とガーゼを取り出した
おれはユウの傷の手当てをよくするようになった
この日は右足が大きくすりむけていた
ユウ
カヤ
カヤ
ユウ
カヤ
カヤ
カヤ
何度も「やめないの」って聞いた
でもユウはいつも答えを誤魔化してた
カヤ
ユウ
ユウ
カヤ
ユウ
ユウ
ユウ
ユウ
ユウ
ユウ
カヤ
ユウ
ユウ
カヤ
ユウ
ユウ
カヤ
ユウ
ユウ
ユウ
カヤ
ユウ
ユウ
カヤ
カヤ
ユウ
ユウ
ユウ
ユウ
カヤ
この数ヶ月後、
ユウから通話があった
ユウの誕生日の一日前だった
ユウ
ユウ
ユウ
ユウ
ユウ
ユウ
ユウ
ユウ
もう
二度と。
ユウ
ユウ
ユウ
ユウ
ユウ
ユウ
ユウ
誰も知らない場所。
カヤ
カヤ
カヤ
カヤ
ユウ
ユウ
この日が
すべての始まりだった