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夜21:00
静かな公園に2人の少年がいた
カヤ
ユウ
カヤ
ユウの左手の中指と薬指が
包帯で太く巻かれていた
ユウは見たことないほど悲しい顔だった
ユウ
ユウ
ユウ
ユウ
ユウ
ユウ
ユウ
ユウ
カヤ
ユウ
ユウ
死んだ方がマシだ
カヤ
ユウ
カヤ
ユウ
ユウ
ユウ
カヤ
"俺も一緒に死ぬッ"
ユウ
カヤ
カヤ
カヤ
カヤ
ユウ
ユウ
本当にバカだ
このときのおれは。
カヤ
カヤ
カヤ
カヤ
カヤ
カヤ
ユウ
死ぬのは悪いことじゃない
おれはユウと一緒にいたかった
ただそう思っていた
だからあの日
おれはユウと一緒に命を断つ選択をした
ユウ
カヤ
カヤ
ユウ
ユウ
ユウ
俺とユウはある廃ビルに向かった
海が見える
いくつか建物に灯りがついていた
夜23時ごろだった
ユウ
カヤ
ユウ
ユウ
カヤ
ユウ
カヤ
ユウ
ユウ
カヤ
ユウ
カヤ
カヤ
そこからまた他愛のない会話
笑って
今から死ぬとは思えないほど
無邪気に。
ユウ
ガタッガタンッ
カヤ
ドンドンッ
<誰かいるのか?
ガチャガチャッ
カヤ
ユウ
ユウ
ガチャガチャッ…
カヤ
ユウ
ユウ
カヤ
ユウ
カヤ
ユウ
もう時間だ。
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