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???
話しかけてきたのは同じクラスの男子だった
坂戸 麗奈
坂戸 麗奈
光輝
光輝
坂戸 麗奈
私は星くんの様子を伺う事にし
横目で表情を盗み見る
清水 星
星くんはいつもと同じ
優しい口調で答えたが
どこか警戒心のある目をしていた
光輝
光輝
坂戸 麗奈
光輝くんが見えなくなると
星くんが話しかけていた
清水 星
その声はいつもより低く
ドスの効いた声だった
坂戸 麗奈
清水 星
坂戸 麗奈
清水 星
坂戸 麗奈
清水 星
清水 星
坂戸 麗奈
訳が分からなかったが、とりあいず同意をしておいた
清水 星
そう言う星くんの声はいつもの優しい声に戻っていた
坂戸 麗奈
清水 星
清水 星
坂戸 麗奈
清水 星
坂戸 麗奈
次の日
光輝
教室に入るとすぐに光輝くんが話しかけてきた
坂戸 麗奈
光輝
光輝
坂戸 麗奈
坂戸 麗奈
光輝
坂戸 麗奈
光輝
光輝
それだけ言い残して光輝くんは去って行った
坂戸 麗奈
…………
放課後
坂戸 麗奈
そう思い席を立つと
後ろからポンッと肩を叩かれました
坂戸 麗奈
後ろを振り返ると光輝くんが立っていた
坂戸 麗奈
光輝
坂戸 麗奈
急な誘いで少し戸惑いながらも
断るのは悪いと思い承諾した
それから2人で雑談をしながら
帰路につきました
坂戸 麗奈
光輝
光輝
坂戸 麗奈
この時、星くんに言われた
忠告を守っておくべきだったと後から実感した
…………
着いてきてほしいと言われ
着いて言ったものの特に特別な場所に行く訳ではなく
公園で話しただけだった
坂戸 麗奈
坂戸 麗奈
光輝
あっさり承諾され
少し拍子抜けしてしまった
…………
そして、家に帰る途中にある図書館を通りかかった
坂戸 麗奈
坂戸 麗奈
私は軽い気持ちでそう言いました
光輝
坂戸 麗奈
光輝くんは大きなため息をついた
坂戸 麗奈
光輝
坂戸 麗奈
光輝
光輝くんの言ってる意味が分からなくて
光輝くんの顔を覗き込みました
その目に光はなく
全てを諦めたような表情だった
その直後…
光輝くんは突然私の腕をつかみ
全力で走り出した
坂戸 麗奈
坂戸 麗奈
私の問いには答えずただ走り続ける光輝くん
私は訳が分からず泣きそうになっていました
…………
少しして光輝くんが立ち止まり
こちらに向き直った
そこは人気のない路地
私は恐怖でその場から動けずに震えていた
坂戸 麗奈
光輝
光輝くんは無言でこちらを見つめている
すると急に私を壁に追い詰め
話し出した
光輝
光輝
坂戸 麗奈
坂戸 麗奈
光輝
あいつと言うのは星くんの事だろう
坂戸 麗奈
私は震える口で
振り絞るように声を出していた
光輝
そう言うと光輝くんは私との距離を一気に詰めました
坂戸 麗奈
そして、私の太ももに手を添えてきました
私は恐怖で何も言えなくなった
坂戸 麗奈
もう5cmほどで唇が重なるという時…
突如、目の前が明るくなった
誰かが懐中電灯でこちらを照らしているようだ
光輝
光輝くんが勢いよく振り返ると
警察官と星くんが立っていた
この時は星くんが来てくれた安心感で気づかなかったが
星くんは酷く息が上がっていた
坂戸 麗奈
私はすぐさま星くんの方へ駆け寄り
勢いよく抱きしめた
暖かくて、安心する
そしてふわりと良い香りが漂ってきました
坂戸 麗奈
私は星くんがいる安心感で
子供のように泣き出してしまった
清水 星
星くんの声はひどく優しく
尚更涙が溢れてきた
優しく頭を撫でられ頭がふわふわする
…………
目を覚ますと知らない天井が広がる
坂戸 麗奈
まだ眠くてまともに開かない瞼を
無理やりこじ開ける
清水 星
ベッドの傍には星くんが
本を読みながら座っていた
坂戸 麗奈
清水 星
清水 星
清水 星
坂戸 麗奈
不意にさっきの出来事を思い出す
何とも言えない恐怖感に襲われ
体がぶるっと震えた
清水 星
清水 星
坂戸 麗奈
私は星くんの服の裾を掴んだ
清水 星
坂戸 麗奈
1人になると真っ黒な恐怖に
飲み込まれてしまいそうで怖かったんだ
清水 星
それから私が落ち着くまで
星くんはずっと傍にいてくれた
その間、何故私が襲われそうになっているのを
助けられたのか聞いた
星くんくんいわく、図書館からでてきたところ
私達が走り去っていくのが見えたそうだ
それから警官を連れて助けにきてくれた…
と言うことだった
清水 星
坂戸 麗奈
清水 星
清水 星
坂戸 麗奈
清水 星
坂戸 麗奈
坂戸 麗奈
清水 星
清水 星
坂戸 麗奈
清水 星
坂戸 麗奈
…………
坂戸家
坂戸 麗奈
坂戸 麗奈
清水 星
私はその一言で
自然と笑顔になれた
坂戸 麗奈
清水 星
そう言って星くんは
夜の暗闇に消えていった