生き返るために異世界に来たけど平凡に生きます！

気がついたら変な人に変なことを言われている今日この頃

当然状況を把握出来る訳もなく何を言うべきか分からないので件のその人を見る

俺が何も話さないから不思議に思ったんだろう

不思議そうな顔をしながら覗き込んできた

背中まで伸ばした白い髪に、誰もが美しいと認めるような容姿

そして背中には大きな真っ白い羽が生えていた

そう言われ辺りを見回す

一言で言うなら、白くて広い空間

端がどこにあるのか分からないくらい広い

今きずいたが、服装も変わっていた

いつも愛用しているパーカではなく白い半袖短パン

少なくとも、知っているところではない

首をブンブンと振りながら答える相手

.....俺より年下なんじゃね？

思い出そうとすると、頭にモヤがかかったみたいになる

少しだけ、頭痛もする

死んだ...つまり俺は今幽霊みたいな状態ってこと？

てか、なんで俺死んだって言われとんのにこんな冷静やねん

視線をキョロキョロさせながら言いあぐねる

俺の頭に手をかざす

流れてきたのはあの日の夜

メンバーとご飯に言って、みんなと別れたあとのこと

俺に信号無視のトラックが突っ込んで来たこと

意識が戻される

少女が心配そうな顔をしながらこちらを見ていた

あとの言葉が出てこない

言われた時はわかっているつもりでいたから

記憶を遡った瞬間、実感が湧いてきて

神様が横に座る

優しく背中をさする

俺の涙腺が崩壊するのは早かった

鼻をすすりながら答える

みんなへの罪悪感と今までの感謝が込み上げてくる

みんながおるところに帰りたい...ッ！

なんで生き返るために異世界転生なんだよ

ここで断ったら、もうみんなに会えることは無くなる...

ガゴんッ！

突然床が抜けた

ドサッ！

ｶｻッ

初兎くんへ 生活に必要なものとかお金はこの家と一緒に渡しておきます。頑張って！ 追伸 困ったら呼んでね！ 神様 レティシア

てか、ここファンタジー世界やんな...

アニメとかマンガとかってだいたい転生したらいらん事にまきこまれとるよな....

遅くなりましたが、フォロワー200人突破ありがとうございました🎉