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あのさ…俺

う、うん…!

これは…

紛れもない告白だ…!!

俺、彩乃が好きなんだ

え?

彩乃ちゃん…?

なにそれ…

告白じゃなかったんだ…

私、浮かれて…

バカみたいじゃん…

あ、まぁそのいきなり相談されても困るよな…

え、う、ううん

でも奏に聞いてほしくて…

こうやって親身に聞いてくれるのって

奏だけだからさ…

そ、そうなんだ

声が震えてること

響はきっと気づいて無いよね?

違ったんだね

私じゃなかったんだね

そうだよね

私なんか好きになるはずないよね

めちゃめちゃうかれて…

バカみたいだよ

彩乃ちゃんが好きならさ

私に優しくしないでよ

触って期待させないでよ

辛くなるじゃん…

最近は電話でもちょっと話してるんだけど…

そ、そうなんだ

お似合いだよ、二人

まじで?ありがと…

頭をぽりぽりかく響

ゴミ箱を見続ける響

仕草も癖も

輝いて見えてた

終わりなんだ…

もう私の恋は終わりなんだ

目頭が熱い

鼻がつんとする

でさ、…

奏!?

泣いてるのか?

うぅ…

私はその場にへたりこんでしまう

もしかして体調悪いのか?

ぅ、ううん…

大丈夫だから…いいから…

こんな気持ち悪い泣き顔

見られたくない…

どうかしたのか!?

いいってばっ…

そっと私の背中に

響の手がおかれ

ゆっくりと撫でる

その優しさが痛くて苦しくて

でも嬉しくて…

響への気持ちが溢れ出してくる

ねぇ響っ…

好きです

私、響のこと好きですっ

えっ?

奏…?

分かってるよ彩乃ちゃんが好きなのは

でも、好きって…あの、えっと…

自分でも何言ってるのか

わからなくなってきたよ…

何で言っちゃったんだよ!

こっからなんて言えばいいのよ

響も黙ってないで

言ってよ!

俺はお前がすきじゃねぇよ

そう言ってよ

いつもみたいに

その…えっと…

ご、ごめんな…

俺はやっぱり好きなヒトがいるから…

うん、いいの

気にしないで

ごめんな

お前の前でそんなこと言って…

俺、最低だな

そんなことないよ!

知らなかっただろうし、言ってないもん

でも…俺だって奏の状況になったらって思うと…

ごめんな

いいってば

その…ホントごめん…

その顔は昔

私のおもちゃ取ってお母さんに

怒られて私に謝りに来たのきの顔だった

懐かしいね…

響は覚えてないかな…

小学校の頃は

一緒にサッカーしたり

おいかけっこしたり

中学生の頃は

一緒に帰ってアイス分けたり

プールに皆で飛び込んだり

楽しかったな…

響が女の子と話してると

胸が締め付けられて

笑ってくれると

嬉しくて堪らないの

そんな気持ちを抱くことも

もうないんだね

うぅ…うっ…う…

奏…

帰るね私

もう響と一緒にいたくないよ

こんな気持ち悪い泣き顔

見られたくないよ

あっ、まてよ!

声が聞こえたけど

帰って来ちゃった…

うぅ…うっ…うっ…

うぅ…うぁぁぁぁあぁ…

嗚咽を漏らして泣いた

ずっとずっと泣き続けた

ピピピピピピピピピピピピ

んぅ…

あ、朝か…

学校行くのやだな…

響に会いたくないよ…

お母さん

奏ー?早く朝ごはん食べて行きなさいよー

んー…

わかったぁー!

休むのは無理だよね…

いってきまーす

ついてなさすぎるー!

なんで玄関を出た瞬間に会うかなぁー

………

おはよ!奏!

え?

いつも通りの笑顔だった

幼稚園の頃から見てる

弾けるような笑顔だった

…やっぱり

まだ、好きでいていいですか…?

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