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ピンポーン
美羽
はーい。
翔太
来たけど。
美羽
準備するから広場の桜の木の下で待ってて。
翔太
うん。
桜の木の下
翔太
ここか。
美羽
翔太！ごめん待った？
翔太
ううん。
美羽
じゃあ、翔太
美羽
私の為にこの桜の木を登れる？
翔太
何言ってんの？
美羽
答えて、私は真剣だから。
翔太
わからない。
美羽
じゃあ私の為に尽くせる？
美羽
私の為に何でもできる？
翔太
あぁ。美羽の為ならな。
美羽
そう。
翔太
お、俺！美羽が好きなんだ！付き合って下さい！
美羽
私にそんな簡単に泣いて「はい」と答えないから。
美羽
ライバルであり、幼馴染でもある翔太に。でも。
翔太
でも？
美羽
今度の男女合同水泳大会に出場して勝てば、ライバルじゃない幼馴染として認める。
美羽
その後私を落とす事が出来れば完璧な彼氏として認める。私の方が身長が小さくても、心は私の方が強いから。
翔太
わかった、絶対落として完璧な彼氏になって見せる。
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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