--キーキ--
ドンッッ
歩莉 『えッ…?』
私は、横断中に引かれた。
誰も居ない、夕焼けが綺麗な浜辺で。
孤独に死んでしまうだろう。
しかし、しばらくしても死ぬ事なく
体には激痛が走るだけ。
何でだろうか、だんだん眠くなった。
あぁ、もう少しで死ぬんだ。
覚悟は出来ていた。
歩莉 『んぁ…』
目が覚めるとそこは、
私の部屋だった__
さっきのは夢なのだろう。
だから、死ぬ事などなかったんだ。
でも、1つ不思議な事があったのだ。
歩莉 『..傷?』
足や手、腹などには複数の深い傷。
血は出ておらず、手当てがされていた。
歩莉 『一体絶対なんなのよ…』
不思議に思いながらもリビングへ行く私。
母 『歩莉っ!』
母の真由美は、どこか悲しそうな顔でこちらを見てきた。
歩莉 『おはよ、どうしたのさ。』
母は、今にも泣きそうな顔。
ゆっくりと口を開け、母は言う。
母 『お父さんが、刑務所に__っ』
歩莉 『う、嘘は辞めてよ、』
私も少こし焦ってしまいそうだ。
あの優しい父が、刑務所?
なんで、今日は何か変だわ
母 『きっと、これから事情聴取しに警察が来る。』
母 『だから、急いで学校に、』
歩莉 『う、ん…』
母は何故、私を庇う…?
取り敢えず、学校へ向かおう__
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コメント
2件
神作になりそう✨