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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

日が沈む

2人の少女が手を繋いで山へ向かっていく

翔空

私達は最強なんだから!

翔空

2人いればなんでも出来る!

翔空

今回も成功させようね!

暁 紅華

うん!

これは私が…14歳……いやもっと前かもしれない

もう戻れない現紅柱…暁 紅華の 過去のお話

蝶屋敷

翔空

あ!紅華!!やっと見つけた!

と紅華を呼びながらかけてくる

翔空だ

翔空

探したんだから!

暁 紅華

そんなに慌ててどうしたの??

しのぶ

そんなに走ると危ないわよ!

カナエ

まぁまぁ〜

翔空

すいません〜!

しのぶ

まったく!

カナエ

そんなに怒らないで〜?

翔空

しのぶ様も花柱様もこんにちは!

翔空

紅柱様はいらっしゃらないんですか??

しのぶ

紅音は任務に行ってるのよ!

カナエ

3日くらい帰ってこないんじゃないかしら?

暁 紅華

で!任務って!

翔空

あっ!そうだったね!

と話を戻す

翔空

黄色い珍しい花が咲く山

翔空

覚えてるでしょ……?

暁 紅華

その山は……

紅華の育った山だった

暁 紅華

その山がどうしたの……?

翔空

その山の開けた花畑で子供たちの惨殺

暁 紅華

えっ!

暁 紅華

ひっひどい……

と顔をしかめる

翔空

先輩隊士も行方不明なんだって

しのぶ

そこでなんであなた達なの??

しのぶ

さらに上の階級がいくんじゃない?

暁 紅華

確かに?

翔空

しのぶ様はともかく!!そこら辺の先輩隊士よりも私達の方が有能ですからね!

と自慢げに言う

カナエ

でも大変そうな任務ねぇ

カナエ

2人とも無理はしないでね

と優しい声で心配をする

しのぶ

とにかく!

しのぶ

気を抜かないでね!

翔空・紅華

はい!!

まだ日は落ちそうにないがオレンジ色の空が広がっていた

ずっと走っていた

翔空と紅華は何も無いところをずっと

暁 紅華

どのぐらい走った??

息をきらしながら翔空に聞く

翔空

分からない…

翔空

でも休んでるとはいえ早朝からずっと走ってるね

蝶屋敷からその山は距離があり早朝から出てもまだつかなかった

翔空

でも…私の計算ではもう少しで着くよ!

暁 紅華

あ……!あれだ…

上が少し黄色になっている山が見えた

翔空

気を引き締めていこ!

翔空

私たちは最強なんだから!

といい,紅華の手を握り山に向かって 走っていた

暁 紅華

もうくらいね…

2人はもう山の中に入り歩いていた

暁 紅華

私夜目はきかないんだぁ

翔空

私もだよ

翔空

なんも手がかりないまま暗くなっちゃったね

暁 紅華

カナヲがいたら良かったんだけど……

翔空

カナヲ…?

翔空

あぁ……あのよく分からない子??

暁 紅華

よく分からないって何よ!

暁 紅華

カナヲはいい子だよ!

翔空

まるで人形みたいよね

翔空

感情がないみたいな…

翔空

何考えてるか分からないし……

暁 紅華

まだ感情が見つかってないだけでこれからきっと見つけられることができるよ!

暁 紅華

カナヲは優しい子なんだから……

翔空

あはは!何それぇ!

暁 紅華

もー!まったく……

と翔空の方をむく紅華の言葉が止まった

暁 紅華

翔空………うし……ろ

と震える声と指で翔空の後ろを指さす紅華

翔空

……??何……

また振り返った翔空の言葉も止まった

首だ

人間の

首だけではない腕や足なども木に吊り下げられていた

翔空

!!!

とっさに刀を構える

暁 紅華

ねぇ……周り……

翔空

暗くて気づかなかっただけ……?

翔空

そんなことあるの……?

子供や見覚えのある先輩隊士・同期の頭がぶら下がっている

ここだけでザッと20はあると見える

暁 紅華

雪……先輩……?

暁 紅華

零まで…………

紅華の友達と先輩だ

翔空

紅華!!見るなぁァ!!

この時点で紅華の心が潰れてしまいそう……!

一体どういうこと??暗かったとはいえ……

冷静さのかけない翔空はゆっくりと考える

翔空

!!

暁 紅華

あそ……こは……

木々の奥にある広がった花畑

例の花畑だった

翔空

紅華……

…と紅華の手を掴んで進んでいく

ふわあぁっと広がる綺麗な花畑

その真ん中はおぞましい光景だった

広がった花畑に首がない体が円状に並べられていてその体の横に小さな女の子が泣いていた

翔空

!!

翔空

あの子は鬼じゃないね……

暁 紅華

なにこれ……

暁 紅華

急がなくちゃ!

と少女の方に紅華と翔空がかけよる

少女

うわあぁぁぁぁん

少女

うわああああああん

暁 紅華

どうしたの!?

翔空

あなたここで何してるの??

2人は少女の前でしゃがみこみ優しく聞いた

少女

うぅ……ううっ

少女

私っね……わたし……うぅ

暁 紅華

ゆっくりでいいからね!

暁 紅華

お姉ちゃん達が来たからもう大丈夫だよ!

見た感じ少女は5歳くらいに見えた

暁 紅華

よしよーし

暁 紅華

大丈夫だよ!泣かないで!

少女

ぅぅぅっ…

翔空

こんな遅い時間に何してるの?

少女

女の子がぁ……!

少女

ううぅ……

少女

私をここに……ここに連れてきてくれたの……

カタコトだが少女は状況を説明しだした

少女

そしたらぁぁ!

少女

みんな怖い顔でぶら下がってるのぉぉぉ!うわああああん

翔空

女の子?

暁 紅華

そんな子いた?

暁 紅華

いなかったよね……?

少女

そのがね……っ

少女

あそこの家に住んでたお姉ちゃんを探してるんだっ!て……

と言いながら指をさしたのは山の上に少し見える家……

暁 紅華

え??…あそこは……

紅華の家だ

少女

探してくれるよね??って言われて……

少女

わかんないけど探さなきゃって……うぅ

少女

うわああああああん

翔空

よしよし!泣かなくていいよ!

翔空

よく頑張ったね!

翔空

あとは任せて!

お話しているとその家の方からもう1人の少女が走ってきた

少女

うわああああああん

その少女もまた泣いていた

少女

うううう

少女

あっ……あの子!

翔空

あなたもどうしたの??

泣きながら紅華と翔空の近くに行き膝をついてなく

少女

うわああああああああん

少女

こわいよぉぉぉ

暁 紅華

なんでこんなところにいるの??

暁 紅華

探し物とか?

翔空

ここは危ないわよ?

少女

あのねあのね……っ

少女

あそこの家に住んでたお姉ちゃんを探してるの……

暁 紅華

どうして?

暁 紅華

あそこに住んでたのは私だよ?

暁 紅華

昔……だけどね

と言うと少女は泣き止んだ……

と言うよりも泣くのをやめた

暁 紅華

私になにか用があったの……?

泣いていた女の子の雰囲気が変わって紅華は違和感を覚えた

ピリッとした空気が走る

暁 紅華

…っ?

少女

そう……

少女

あなたが…?

少女

ふふふふふ……

暁 紅華

え……?

少女が振り向きやっと顔をあげた

少女

探す手間が省けたわ……!

青い瞳鋭い牙

暁 紅華

……!!!!

翔空

紅華!!!下がって!!

翔空は何かを察したようにもう1人の少女を抱えて後ろにさがる

紅華も翔空について行くようにさがる

…と咲いていた植物の葉っぱが ギュルルルっと伸びて紅華と翔空を 貫こうとする

暁 紅華

うわあああっ!!

とっさに構えた刀で受け流す

翔空

!!

翔空

紅の呼吸 壱の型

翔空

紅桜!

翔空は少女を抱えながら風を起こし葉っぱに斬撃を入れる

と離れたところに綺麗に着地する

翔空

っと…

翔空

大丈夫??

少女

う……うん……

暁 紅華

おいで!!

翔空

紅華!!この子を安全なところに!

と言った瞬間

ザシュッッッ!!!

小さな女の子の首が落ちる

少女

誰も逃がさないわ

翔空

!!

暁 紅華

!!??

少女の姿をした鬼だ

少女

その子も私の食事になるの

暁 紅華

っっ!!

暁 紅華

ごめんね……

暁 紅華

ごめんね……

そう涙を流しながらつぶやく

翔空

なんであんた達は……

翔空

そんな簡単に罪のない人を殺せるの……??

翔空

その子があんたになんかしたの??

翔空

あなた達も皆同じ人間だったのに

怒りに震えたと声を出す翔空

少女

覚えてないわそんな昔のこと

少女

でもね…私はもう人間じゃない

暁 紅華

…………

暁 紅華

なんで貴方が紫苑の姿をしているの?

暁 紅華

紫苑はもう……

暁 紅華

なんで??

暁 紅華

紫苑じゃないんでしょ?

少女

??ああ

少女

これはあなたのよく知ってること姿だったわね

鬼は両手を前に出す

少女

私の力…

少女

どんな姿にでもなれるの
まぁあの方にはなれないけどね?

暁 紅華

…………?

暁 紅華

貴方は誰なの……??

少女

私かぁ……私でもね

少女

この子は私に殺された子なの

少女

あはははははははははは!

鬼は訳の分からないことを言いながら耳が痛くなるほどの高い声で笑った

暁 紅華

……!!!

紫苑を殺した鬼

片目に上弦の刻まれた瞳

暁 紅華

なんで……

暁 紅華

どうしてそんな簡単に人の悲しむことをするの……?

暁 紅華

なんで

暁 紅華

周りの人の気持ちを考えられないの??

暁 紅華

なんで??

暁 紅華

なんでよおおおおお!!

涙を流しながら切りかかる

暁 紅華

紅の呼吸

暁 紅華

壱の方 紅桜

ドッと地面を蹴りその鬼にきりかかる

暁 紅華

うわあああああああああ!!

桜舞う斬撃をくらわす

だが鬼は右左下と避ける

少女

そんな感情に任せた攻撃……

少女

笑えるわ……!!

鬼は紅華の溝内を蹴る

暁 紅華

けぅっっ……!!

ドッ!!

遠くに飛ばされた

少女

あれ??この程度……?よくもあんな口が聞けるわねぇ!?

と言う鬼に反対から翔空が斬りかかった

翔空

紅華に触らないで……!

翔空

あんたの相手は私よ!

ギリギリギリッと鬼の爪と翔空の刀が擦れ合う

翔空

紅の呼吸

翔空

弐の型

翔空

紅衣

刀を大きく下に振った

少女

何をしてるの……??

少女

刀の扱い方も分からないなんてねぇ!!

と言いながら翔空に攻撃しようとする

この低さからでは刀の重さ的に敵の攻撃を受け止めることが出来ない

少女

……?

翔空の間合いに入った瞬間に手首が切れた

少女

は?

翔空

……!!

とニヤッとする

翔空

あんた上弦のいくつ?

翔空が少女の鬼に聞く

少女

……?

翔空

数字が刻まれてないなんて……

すると鬼はニコッと笑い

少女

さぁ?どうかしら?
そのちっぽけな頭で考えてみな糞ガキ

翔空

うるせぇよ幼女の姿したくそババァがシャシャんな

……と毒舌同士の言い合いが始まったと思ったら

少女

お前には口のきき方をわからせた方がいいみたいね

と言いながら翔空に襲いかかる

少女

その前に殺してしまうかもだけど……、?

翔空

死ぬのはお前だ

暁 紅華

ヒューッ……ヒューッ!、

紅華の呼吸が整わない

暁 紅華

ッッ……フッ……フー

鬼に蹴られだいぶ遠くまで飛ばされた

暁 紅華

い……行かなきゃ……

紅華はこの時点で肋がおられ戦えない状態なのだ

暁 紅華

あの鬼を倒さなきゃ……!絶対に……

紅華がなぜこの鬼を倒したがっているのか

この鬼は紅華の唯一の家族であった妹の紫苑の仇である それに加え妹の姿をして人を馬鹿にして腹が経ってしまっているのだ

暁 紅華

ここで……私たちが倒さなきゃ……

フラフラな紅華は飛ばされた方に

翔空

てか

翔空

なんであんたは紅華を探してるわけ?

少女

ふふふっ……!

少女

あの小娘は特別なのよ……

と言いながら口を舐める

少女

たまたまよったあの家の小さなガキは幸せに寝てやがった…だからもっと幸せになるように私が食ってやった……!!

少女

私はついてるわ??

少女

あの小さいガキ…なかなかレアな稀血よ…………?

翔空

なんであんたに食われたら幸せになるわけ??

少女

あんな所で親もいないで悲しい生活をされるなら死んだ方が幸せじゃない

翔空

頭湧いてるんじゃない??

翔空

それに…それは妹の場合でしょ?

少女

あんなにレアな稀血の姉なんかさらに稀血に決まってるじゃない…………?

少女

それに…あいつは…………

翔空

???

暁 紅華

人の心を考えられないやつが……!

暁 紅華

私達の幸せを勝手に決めないでよ!

紅華が叫んだ

少女

五月蝿い

少女

頭に響く

もう少しで夜が開けるそれに気づいたのは翔空だけだった

翔空

!!

翔空

あはははははは!!

少女

…………??何よ……

暁 紅華

翔空??

翔空

この勝負……!

翔空

私達の勝ちね……!

少女

何を言って……!!

少女

陽の光がさす…………!!

暁 紅華

うわあああああああああああ!

紅華は少女の鬼に向かって刀を構え

翔空

く……紅華!!?

少女

……

少女

頭がよわいのね

鬼滅の刃〜紅い種〜

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