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——この人の隣にいてはいけない。
そう思ったはずなのに。
足は、動かなかった。
ナチス・ドイツ
兄さんは何事もなかったかのように言う。
その声に、逆らえなかった。
手を、掴まれる。
びくっと体が揺れた。
ナチス・ドイツ
その声は、いつも通りで。
さっきの冷たい声とは、まるで別人みたいだった。
ドイツ
嘘だった。
でも、そう言うしかなかった。
歩き出す。
兄さんの手は、離れない。
いつもより、少しだけ強く握られている気がした。
ナチス・ドイツ
ドイツ
それだけのやり取り。
なのに——
胸が、苦しかった。
しばらくして。
ナチス・ドイツ
呼ばれる。
ナチス・ドイツ
思わず顔を上げる。
ナチス・ドイツ
——え?
一瞬、言葉の意味が分からなかった。
ナチス・ドイツ
すぐに続けられる言葉。
ナチス・ドイツ
その言い方は、どこか優しくて。
でも——
逃げ道は、どこにもなかった。
ナチス・ドイツ
ぽん、と頭に手を置かれる。
あやすみたいな仕草。
なのに。
ナチス・ドイツ
その言葉が——
どうしても、怖かった。