黄
あっ!緑先生!
緑
うわっ。また来たの…?
呆れ気味に話している緑髪のこの人は緑先生!
美術の先生でめちゃくちゃ絵が上手いの!
因みに、俺の初恋の人なんだぁ
今は、緑先生に振り向いてもらえるように猛アピール中!
黄
緑先生!緑先生!
緑
どうしたの、黄さん
黄
好き!
緑
はいはい…ありがとうございます
黄
もぉ〜またそうやって適当に返事するんやから…
緑
そもそも、生徒と先生の恋愛は駄目でしょ
黄
そ、そうやけど…
黄
俺は振り向いて貰えんかったとしてとずっとアピールし続けるからな!
緑
はぁ…
俺は緑。この学校で教師をしている。
今話している人は黄という人で俺の生徒だ。
黄さんはこんなことを言っているが、勿論恋愛関係に発展させるつもりは無いし、特別な感情も無い。
こんな面白くもない先生の相手をしてるよりも同級生と青春すればいいだろうに…
黄
今はなんの絵描いとるん?
緑
風景画だよ
緑
ほら、あそこの大きな木のところ
黄
うわぁ。めっちゃでかい木やなぁ
緑
俺が卒業する前から大きな木だったんだよ
黄
へぇ…
黄
えっ。緑先生ってこの学校の卒業生やったん?
緑
あれ?言ってなかったっけ?
黄
聞いてないよ!
黄
てことは、俺は緑先生の後輩なのかぁ…
黄
実質先輩後輩同士の恋愛に…
緑
なりません
緑
そもそも何で付き合う前提なの
黄
うぅ…ちょっとくらい希望持たせてくれてもいいのに…
緑
あっ、そろそろ18時だ…
黄
うぇ!?もうそんな時間!?
緑
ほら、帰った帰った
黄
ま、また明日も来るからな!
緑
はいはい…
黄
さようなら!
緑
さようなら
言葉自体は簡素だが、なんだかんだ去り際に手を振ってくれるあたり、緑先生はやっぱり優しいなと思ってしまう。
黄
ふふっ、明日は美術あるし、緑先生と長く一緒におれる!
黄
顔がニヤけてしまうなぁ
ニコニコしながらルンルンで帰る俺は少し周りから見たら変なのかもしれないが、どうしてもこの嬉しい気持ちは抑えられなかった。
黄
早く帰って寝よーっと
どうもマシュマロです。
アイコン作るの面倒なので、これで話させていただきます。
今回、新しい連載を開始しましたが、題名を適当に決めたので、後々変わる可能性もなきにしもあらず…
まぁ、バックレる可能性もあるので(経験者)、途中で連載が止まることもあるかもしれませんね←他人事
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