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コメント
39件
いつか誰かがやってくれると信じてた…!
本家様の歌詞一つ一つの表の意味とあってることを……尊敬するよ本当に)))))))) メシアとアイの塔……この「アイ」はなんなんだろうね?
作者
作者
作者
全員
作者
作者
作者
作者
作者
作者
作者
全員
これは、約1000年前のこと
当時の人間たちは、神々が住む天界へと続く 塔を造りあげた
人間たちはその塔を登り、神に最も近い場所まで辿り着いた
そこで人間たちは神に言った
「俺たちが、神をも超える日が来るだろう」と
いや、言ってしまったのだ
それを聞いた神は怒り、世界を終わりへと向かわせた
しかし
ある少女がその塔を登り、神に赦しを乞いにきた
「神様、どうか我等の無礼をおゆるしください。 もし神様が望むのであれば、私はこの身を捧げます」
神はそれを聞き 「ならば、15年度にワシがメシアを選ぶ。」
「そのメシアと9人の仲間でこの塔を登れ。 そして…
この塔にある『祝福』を受け取れ」
「そうすれば、世界の寿命を15年延ばしてやろう」
その言葉を聞いた少女は、 神へ感謝の言葉を述べた
そして、最初のメシアに選ばれたのは
その少女だった
少女は9人の仲間を連れ塔に登り
世界の寿命を灯した
その塔は、いつしか「アイの塔」と呼ばれていった
グルッペンside
ここは「アイの塔」に最も近い村
グルッペン
俺はこの村の村長、グルッペンだ
グルッペン
俺はそんなことを思いながらアイの塔をぼーっと見つめていた
別に俺やアイツらが選ばれるわけでもないだろうに…
すると、戸を叩く音が聞こえた
グルッペン
王兵
ドア越しから王兵と思われる声が聞こえた
グルッペン
王兵がこの村に一体何の用だ……?
俺はすぐさまドアを開ける
グルッペン
王兵
メシア…
王兵
王兵
この村から…!?
グルッペン
王兵
図書館司書って……
王兵
王兵
エーミール… エミさん、がか…?
グルッペン
王兵
グルッペン
王兵
王兵はそう言って帰っていった
グルッペン
エミさんが…なぁ……
エーミールside
グルッペンさん… 一体どうしたんでしょう……
しかも顔馴染みな人ばかり呼んで…
グルッペン
トントン
鬱先生
コネシマ
ひとらんらん
グルッペン
グルッペンさんの顔色が悪い…気が……
エーミール
グルッペン
ロボロ
グルッペン
アイの塔…
その塔のことは小さい頃から教えられてきた
…突然そんなことを言うなんて……
エーミール
ふと、そんな考えが頭を過ぎった
ゾム
ショッピ
グルッペン
全員が息を呑んで次の言葉を待った
グルッペン
グルッペン
エーミール
エーミール
グルッペン
チーノ
オスマン
誇り高きメシアが… 私?
なんの冗談かと思ったが、グルッペンの目は真剣だった
エーミール
シャオロン
シャオロン
そうか… 登るのはメシアだけじゃないんやった…
9人の仲間と共に……
グルッペン
トントン
オスマン
グルッペン
オスマン
グルッペン
オスマン
ロボロ
シャオロン
ゾム
鬱先生
コネシマ
ショッピ
チーノ
ひとらんらん
ひとらんらん
オスマン
コネシマ
グルッペン
コネシマ
グルッペン
鬱先生
コネシマ
ロボロ
鬱先生
鬱先生
鬱先生はダッシュで家の方向へ向かう
トントン
グルッペン
グルッペンがそう言うと、みんな解散する
エーミール
神様はなんで私なんかを……
頭の中はそんなことでいっぱいだった
時は流れて、塔へ登る日
グルッペン
オスマン
ひとらんらん
オスマンさんとひとらんさんが見送ってくれてる…
何かしら返しておいた方が良いですよね…
エーミール
ひとらんらん
オスマン
エーミールは2人に手を振り、歩いた
チーノ
エーミール
エーミール
エーミール
チーノ
ショッピ
エーミール
ショッピ
エーミール
シャオロン
シャオロン
エーミール
シャオロン
鬱先生
エーミール
ゾム
コネシマ
エーミール
大丈夫や… みんながおるんやから…!
グルッペン
目の前には、塔へと続く道がある
塔はかなり上の方だ
ロボロ
ショッピ
トントン
塔はまだまだ先やな…
うっすら見えるくらいや……
グルッペン
エーミール
グルッペン
グルッペンが取り出したトーチは、 メシアが火を灯す際に使うものだ
エーミール
これって1000年くらい前から使ってる… やつですよね…
全くサビがない……
グルッペン
グルッペンは微笑んで、 トーチをエーミールに差し出した
エーミール
どうやったらこんなピカピカに保存できるんや…
グルッペン
グルッペンはみんなにそう言って、 塔の方へと歩き出した
その顔は、少し元気が無いような…?
アイの塔内部
ゾム
ゾムさんは高い所がどうも苦手らしく、 登るのに苦労していた
エーミール
ゾム
ゾム
エーミール
それからどのくらい歩いたのだろうか
やっと最初の『祝福』に辿り着いた
グルッペン
その『祝福』は、水を連想させる 青く美しいものだった
ゾム
祝福はこんなにも綺麗なものなんか…
シャオロン
シャオロンはエーミールの肩を叩いて言った
エーミール
緊張するなぁ…
ゾム
エーミール
ゾム
エーミール
ゾム
ロボロ
ゾムとエーミールは『祝福』へと歩き出した
エーミール
身長の2倍くらいはありそうや…
そんなことを考えている内に、『祝福』の目の前まで来た
近くで見るともっと綺麗や…
吸い込まれそうな……
エーミール
エーミールは恐る恐る手をかざす
ゾム
ゾムは手本を見せるように手をかざした
エーミール
そして、恐る恐る触れようとした瞬間
ゾム
エーミール
エーミール
すると突然
エーミール
ゾムがエーミールを思いっきり押した
押された勢いで、エーミールは扉の外に出てしまった
エーミール
なんで…? 祝、福…
ゾム
ゾムは満面の笑みでそう告げた
エーミール
ゾムがそれ以上言うことはなかった
石の扉が、音を立てて閉じ始める
エーミール
祝福が…
やがて石の扉は固く閉ざされた
エーミール
祝福が1つでも欠けたら…
エーミール
ショッピ
ショッピがエーミールに駆け寄る
エーミール
エーミール
ショッピ
ロボロ
シャオロン
トントン
トントン
エーミール
火は… 祝福が9つ全てが揃わないと灯せない
チーノ
チーノ
エーミール
グルッペン
グルッペンは次の『祝福』へと向かった
みんなはグルッペンの後を追う
ゾムside
ゾム
俺やって嫌やった…
エミさんを押した時、ものすごく心が傷んだ
でも、こうしないとあかんかったんや……
ゾム
そう言ってゾムは『祝福』に触れた
触れた途端、どこからともなく波が現れ ゾムを呑み込んだ
ゾム
ゾム
みんな、後は任せたで…
エーミールside
あぁ… また石の扉が見えてきた…
その先にはおそらく祝福があるんやろな……
やがて、2つ目の『祝福』の前に辿り着いた
シャオロン
コネシマ
鬱先生
エーミール
エーミールは恐る恐る『祝福』へと向かう
次こそは奪われませんように___
エーミールが扉の中に入ろうとした瞬間
トントン
トントンがエーミールの前に立ちはだかる
エーミール
グルッペン
トントンは、懐から自身が愛用している剣を出し エーミールに向けた
エーミール
トントン
トントンは赤い目を血走らせ、そう言い放った
ど、うして…?
なんで、トントンさん…も……
トントンは、剣をさらに近付ける
シャオロン
シャオロンはエーミールを掴んで、 トントンから遠ざけた
エーミール
その隙に、トントンは扉に入った
石の扉は、徐々に閉まっていく
コネシマ
やがて、石の扉は完全に閉まった
あぁ、また… 横取られた……
エーミール
閉じた扉の先に居るであろうトントンに問いかける
しかし、返事は帰ってこない
ロボロ
ロボロ
エーミール
ショッピ
グルッペン
トントンside
目の前には、炎のように赤い『祝福』がある
トントン
トントン
その『祝福』は、見ているだけでも熱くなりそうだ
…よし
トントン
そう言って、トントンは『祝福』に触れた
途端に、辺りは炎の海で満たされる
トントン
ゾムもこんな感じやったんやろか…?
トントン
その声は、誰にも聞こえることはなかった