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貴方がくれたもの#2

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貴方がくれたもの#2

1 - 貴方がくれたもの#2

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2018年10月28日

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今日もお金をかつあげされてしまった。母さんになんて言おう?

流星

母さん…

母さん

あら、どうしたの?

母さん

そういえば、何か買ったの?

流星

え…?

母さん

お金使ったんでしょう?

母さん

どこかにこっそり行っていたから

母さん

母さん、てっきり買い物に言ったのかと…

流星

そうだよ、うん

母さん

何を買ったの?

流星

えっと…

流星

あー

流星

内緒

母さん

あら、気になるじゃない

流星

だーめ、内緒だからさ

母さん

そうなの?ならいいわ

母さん…ごめん嘘をついた いつまで嘘をつき続ければいいのだろう…?

田中先生

おい

流星

はい、どうしました?

田中先生

お前と彰たちよく一緒にいるだろう?

流星

そうですね…

田中先生

いつも、何をしているんだ?

流星

えっと…特に何もしてません

田中先生

そうなのか

田中先生

実は、彰にいじめられているのではないかと思ってな

流星

え…

田中先生

いじめられてないなら良かったよ

田中先生

彰は成績優秀だから

田中先生

問題を起こされると困るんだ

流星

そうですよね…

田中先生

じゃあまた学校でな

流星

はい…

あぁ…どうしたらいいのだろう?先生に迷惑をかける訳にはいかない

田中先生

今日は席替えをする

えー‼

マジでぇ~?

孝弘

あー?

流星

え?

なぜ急に席替えするんだ…?

田中先生

お前はそこ、彰はそのとなり

田中先生

お前は…

そんな感じでどんどん全員の席替えが行われていった…

田中先生

流星お前は、そこだ

と、指差されたのは静かな女子の隣だった

星夏

………

流星

………

流星

あの…

星夏

………

流星

よろしく…

星夏

よろしく…

その日はそれしか話さなかった…

次の日の朝、学校に行くともう星夏がついていた。彼女は本を読んでいた。

星夏

………

流星

………?

彼女はこちらにきづいていないようだった。俺はこっそり本の表紙をのぞきこんだ…

流星

貴方がくれたもの…?

星夏

!?

その本は昔読んだことがあった。いじめられている少女が救いを求め、生活を変えていく…と言う物語だ。

星夏

………

流星

………

星夏

知ってるの…?

流星

うん…

星夏

本当⁉

流星

え?うん…

彼女は驚きと喜びが混じったような声を出してこちらを見ていた。

星夏

全部読んだの?

流星

うん

星夏

どうだった?!

流星

女の子が世間にたち向かって行く様子が俺は好きかな

星夏

本当⁉私もそこに感動したの!

星夏

あ…ごめん

星夏

この本読んでる人が少なくて…

星夏

感想を言える人がいなかったから、嬉しくて…

流星

そうなんだ

星夏

ねぇ、他に好きな本はある?

そんな調子で、星夏さんと本を通して仲良くなった。いじめられているなかで、友達がいるのは嬉しかった

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