＃仮面の下で君に恋する

この国は、"千年間"平和だった。 しかし… ある事件により、 その平和が崩壊しそうになっている。 だから、 有能な若者を集めて、学園を創った。 "＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿"の為に。

寧々はひっそりと、 僕に話し掛けた。

そう云うと君は顔を赤らめて… 頬を膨らませた。

可愛らしい表情だな… なんて思いながら、 君の髪飾りに触れた。

髪飾りは、 青色の宝石が付いた指輪に変化していた。 まあ、僕が変えたんだけど。

僕は嘘を吐いた。 ラピスラズリの宝石言葉を、 忘れてないのに。 けど、 それを云うのには早過ぎる気がした。

この学園は、 魔法科、剣術科、普通科の３つがある。 まあ、 普通科と言っても、 何か特別な物が無いと入れない。 僕は魔法科、寧々は剣術科に入っている。

朝比奈さんは、 僕と同じクラスの優等生だ。 表面上は。

治癒魔法は、 魔法の中で二番目に、 難しいとされる魔法。

偽物の笑みを浮かべて、 朝比奈さんは僕の隣に座った。

廊下から、 そんな悲鳴が聞こえたと思ったら、 僕等が居た教室に、 白髪の少女と、 ピンク髪の少女がやって来た。

白髪の少女は、 朝比奈さんの首元に噛み付いた。

ピンク髪の少女はそう言って、 心底、不愉快そうに、 髪を払った。

白髪の少女とピンク髪の少女は、 教室を出て行った。

奏というのは、 白髪の少女の事だろう。

僕は朝比奈さんの話に、耳を傾けた。

〈魔法科〉 ・望月穂波…人間 ・神代類…人間 ・朝比奈まふゆ…人間（稀血） 〈剣術科〉 ・星乃一歌…人間 ・花里みのり…人間 ・東雲彰人…人間 ・青柳冬弥…人間 ・天馬司…人間 ・草薙寧々…人間 〈普通科〉 💮救護班 ・日野森志歩…人間（？） ・天馬咲希…人間 ・小豆沢こはね…人間 ・東雲絵名…野獣 💮特殊班 ・日野森雫…精霊 ・宵崎奏…ヴァンパイア ・暁山瑞希…野獣 💮技術班 ・桐谷遥…精霊 ・桃井愛莉…人間 ・白石杏…人間