透葉
何時も通りの、爽やかな朝だと思っていた
……だけれど
芥川
芥川
頬を少し赤らめて、瞳の中にハ―トを浮かべさせた芥川さんが台所から顔を出した
透葉
透葉
私は、ベッドから降り、何時も探偵社に来て行っている服をクロ―ゼットから出した
芥川
その発言に少し驚き、窓を見た
割れてもいないし…誰かが触った形跡すらない
透葉
透葉
少しだけ怖気ずいていると
台所からいい匂いがして来た
透葉
透葉
透葉
芥川
芥川
芥川
鏡花
鏡花
台所から顔を出したのは、同じ探偵社所属の
泉 鏡花
元ポトマ所属だ
透葉
透葉
私は、髪をクシでときながら云う
鏡花
透葉
机に、クシを置き
眼鏡を取り外す
何時もはコンタクトなのですが
流石に家の中では、眼鏡をかけるようにしています
※透葉ちゃんは、少し目が悪いです
透葉
芥川
鏡花
反応無し
透葉
透葉
私は、二人が潰れてしまわない程度の重力をかける
芥川
芥川さんは、奥歯を噛み締め耐え続けている
一方の鏡花ちゃんは…
鏡花
真顔で耐えている
透葉
透葉
透葉
溜息のし過ぎか頭痛がする
矢張り…最悪の朝だ
透葉
何時も通り探偵社のドアを開け
中に入り挨拶をすると…
太宰
透葉
透葉
キラキラとした瞳で、私の事を見詰める
"元”ポートマフィア最年少幹部
太宰治
太宰
笑顔のまま、私に差し出した
赤色のキノコ
明らかに……怪しい
透葉
透葉
キノコを受け取り
少しだけ冷たい眼差しを太宰さんに向ける
太宰
透葉
この怪しいキノコが…?
太宰
太宰
透葉
鋭くツッコミを入れる
透葉
食べないと、太宰さんが執拗いので食べはしますけれど
キノコを齧った瞬間に口に広がるほろ苦さ
まるで…カカオチョコレートを食べているかのよう
透葉
太宰
透葉
無駄に顔が良いのは何なのでしょうか?
太宰
太宰
透葉
確か…猫科の動物が食べると酔ってしまうと云う植物の事でしょうか…
透葉
太宰
透葉
人間用のマタタビ何て…聞いた事無い
透葉
透葉
太宰
透葉
これでも、種田さんと呑み比べをした事が何回かある
先に、種田さんがベロベロに酔って担ぎ帰ったのでさえ、脳裏に焼きついている
こんな雑談を暫く太宰さんとしていると……
与謝野
与謝野
与謝野先生が、医務室から私を呼んでいる
透葉
透葉
そう太宰さんに言い、私は席を立ち、医務室に向かう
太宰
その時、太宰さんの瞳から"光"が消えていた事に気付かぬままに
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コメント
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うほ(←ゴリラ🦍?