今日はまたあのベンチで約束 していた
でももう集合時刻から30分 遅れている
川島 蓮
集合時刻より10分早く来た俺には すごく長く感じた
彼女が予定をすっぽかす訳ない
元々仕事の休憩時間を俺と 会うためにさいてくれているんだ
仕事で来られない時もあるかも しれない
そう言ってたし
でも俺は何だか寂しくなった
胸騒ぎがする
何か恋春の身に起こったんじゃないかって
川島 蓮
今日は恋春と出会った時と 同じぐらいの猛暑だ
暑さのせいか
緊張しているのか
すごく汗をかいてしまう
俺は決めたんだ
今日会えたら想いを伝えるって
好きだ
って言うんだ
でも恋春は来なかった
日が暮れるまで待ち続けた
そのせいで肌がヒリヒリする
すごい日差しだ日焼けしたのだ
川島 蓮
川島 蓮
山崎 恋春
山崎 恋春
山崎 恋春
川島 蓮
川島 蓮
山崎 恋春
川島 蓮
山崎 恋春
え?嘘だろ?
川島 蓮
山崎 恋春
川島 蓮
俺はショックだった
山崎 恋春
山崎 恋春
川島 蓮
山崎 恋春
山崎 恋春
川島 蓮
川島 蓮
川島 蓮
川島 蓮
川島 蓮
川島 蓮
川島 蓮
応答なし
川島 蓮
応答なし
それから連絡が途絶えた
恋春と連絡しないまま2週間が 過ぎた
からっぽの2週間だった
突然理由もなく消えられては困る
優しい恋春のことだ
何か言えないような訳があるの だろう
それでも理由を話してくれなかったこと
少し悲しかった
暇つぶしにコンビニへ行った
川島 蓮
恋春が表紙の雑誌だった
なんだかすごく寂しくなった
恋春はいるのに
会えない
その雑誌の前で涙を流しながら
しばらくの間俺は動かなかった
川島 蓮
川島 蓮
もう会えない
けど
会いたくて会いたくて仕方がない
その時
恋春が来てる
と、直感的に思った
なぜそう思ったかは分からないけど
俺は何も買わず
あのベンチに向かった
恋春は必ず居る
謎の自信があった
川島 蓮
俺は走り続けた
コンビニからこのベンチまでは 結構距離がある
でも
恋春に会える
そう考えれば息苦しさなんて
忘れた
夢中で走った
川島 蓮
あの白いワンピース
あの後ろ姿は
川島 蓮
山崎 恋春
ギュゥゥゥ
川島 蓮
山崎 恋春
山崎 恋春
川島 蓮
川島 蓮
川島 蓮
2週間前 🏡恋春宅🏡
山崎 加奈子
山崎 恋春
山崎 加奈子
山崎 恋春
山崎 恋春
山崎 恋春
山崎 加奈子
山崎 恋春
山崎 加奈子
山崎 加奈子
えっ
見られてた、、、?
やばい、何とかしなくっちゃ
山崎 恋春
山崎 恋春
山崎 加奈子
山崎 加奈子
山崎 加奈子
私は焦った
ママのことだ
このことがスクープされて仕事が 減るのを恐れているんだろう
山崎 恋春
山崎 加奈子
山崎 恋春
なんでママが知ってるの?
どうして?
山崎 恋春
山崎 加奈子
山崎 加奈子
寒気がした
震えが止まらない
目の前にいるのは私を産んでくれた母のはず
だがそれが今は恐怖にしか感じない
山崎 加奈子
山崎 加奈子
山崎 加奈子
山崎 恋春
出ていく!?
山崎 加奈子
山崎 加奈子
怖かった
そう思った
出ていくだけでは済まない
でも蓮に会いたい
山崎 恋春
パシンッ
山崎 恋春
バタ
山崎 加奈子
山崎 加奈子
山崎 加奈子
山崎 加奈子
山崎 加奈子
コツコツコツ バタン
山崎 恋春
しばらくの間思考が停止してた
こんなにも罵声を浴びせられたのは
生まれて初めて
私はママが好きだ
小さい頃は
これ買って
と言えばニコニコして買ってくれた
山崎 恋春
あれはつくり笑顔だったの?
買ってくれたのは私の信頼を 得るため?
その事に気づいた私の心は
初めて頬をたたかれたことより
遥かに傷ついた
その日から私の心は真っ暗
なんにも無くなった
もう会えない
と、蓮に送った時も
たったの6文字が
重く、痛く感じた
もう嫌になったかな
蓮は私の事、嫌いになったかな
会いたい
会いたい
だって私
蓮のことが
好きだから
そうだ私
まだ蓮に好きって言えてない
言いたい
伝えたい
あと1回だけでいいから
会いたい
スマホは今没収されてる
蓮の家は知らない
でもきっとあそこにいれば
あそこで待ってれば
来てくれるはず
行くんだ
最後に
1度だけ
蓮に
会いに
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