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『急な別れ宣告。』

『急な別れ宣告。』

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『急な別れ宣告。』

♥

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2020年05月13日

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ジョングガからお揃いの ネックレスとブレスレットを貰って

僕は毎日ずっと外さず

大切に付けていた

テヒョン

(あぁこんなの貰ったら)

テヒョン

(もっと離れたくないよ…)

テヒョン

(あと何ヶ月だ…?)

テヒョン

(もう半年切っちゃってる)

テヒョン

(みんなに何か残さないかな…)

テヒョン

(!!)

テヒョン

そうだ!手紙!書こう!

手足が麻痺して動かなくなる前に

みんなに気持ちを残さないと…

僕はその後何時間かけたかな?

今まで書いたことのない量の手紙を 書いた

テヒョン

よし!

テヒョン

書けた!

でも、今渡したくないなぁ

せめて僕が死んでから

遺書的な感じで残したい…

テヒョン

どうしよう

テヒョン

おんまに連絡してみよう

プルプル

テヒョン母

はい

テヒョン

あっおんま?

テヒョン

テヒョンだよ

テヒョン母

テヒョン!?

テヒョン母

元気?体調は?大丈夫なの??

テヒョン

うん!大丈夫だよ!

テヒョン

それでねおんまにお願いしたい事があるんだ

テヒョン母

どうしたの?

テヒョン

僕ねみんなに手紙を書いたの

テヒョン

ほら、僕残り少ないからさ

テヒョン

みんなに気持ちを伝えたくて手紙を書いたの

テヒョン母

うん

テヒョン

それでこの手紙。おんまに預ける

テヒョン

ちょっと言いにくいんだけど

テヒョン

僕が死んで

テヒョン

葬式の時にでもメンバーみんなに手紙を渡して欲しいの

テヒョン母

テヒョン…

テヒョン

お願い…

テヒョン母

わかったわ

テヒョン母

取りに行けばいいの?

テヒョン

いや

テヒョン

病室の引き出しに入れておく

テヒョン

おんまが病院来た時にそこから出して

テヒョン母

わかったわ

テヒョン母

テヒョンの望みなら無理なんて言わないわよ

テヒョン

ありがとう。おんま

テヒョン母

いいのよ

テヒョン母

またなにかあったら連絡してイイからね

テヒョン

うん

テヒョン

大好きだよ。おんま

テヒョン母

私も大好きよ。

テヒョン

じゃあね

テヒョン母

ええ

テヒョン

はぁ

テヒョン

おんまにいつぶりに電話なんてしただろう。

テヒョン

会いたいよ…

テヒョン

おんま。あっぱ。みんな。

この時僕は気づかなかった

僕の人生のタイムリミットが徐々に近づいていることに。

みんなに手紙を書いてから

何週間経っただろう

また、今日もいつもみたいにメンバーみんなが来てくれる

来てくれる時には

みんなお揃いのネックレスを首にさげて

ジョングガはブレスレットをして

笑顔で来てくれる

テヒョン

今日も来てくれてありがとうございます

ジン

会いたくて来てんだから

ジミン

そーだよ!

ジミン

テヒョナと話すの楽しいし

ジミン

テヒョナに会いたくて来てんだし!

テヒョン

ありがと。ジミナ笑

ユンギ

体調は?大丈夫なのか?

テヒョン

最近ちょっと手足に痺れが来るだけです。

ユンギ

痺れか…

ホソク

歩けるのか?

テヒョン

なんとかまだ歩けますが

テヒョン

手すりとかあった方が歩きやすいです

ジン

そうか

テヒョン

でも本当にそれだけなんで大丈夫ですよ!

ジョングク

無理だけはしないでくださいよ?

ナムジュン

そうだ

ナムジュン

いつでも頼っていいから

テヒョン

ありがとうございます

ジミン

テヒョナ!

テヒョン

なに?

ジミン

僕は君のことお見通しなんだからね!

ジミン

無理してたらすぐわかるんだから!

ジミン

意地張っても無駄だからね!

そうだ。 僕は無理をすると速攻でジミナにバレる。隠していてもジミナだけそれを見抜く

テヒョン

わかってるよ笑笑

ジミン

イヒヒ笑笑

ユンギ

また家に帰ってこれるのか?

テヒョン

わかんないです

テヒョン

医師に確認してみないと

ジン

そっか

ホソク

後一回くらいは帰ってこいよ?

テヒョン

わかってます笑

ジミン

そしたらまた僕テヒョナの横で寝る!

テヒョン

うん!笑

ナムジュン

許可出たら教えてね

ジン

迎えに行くから

テヒョン

わかりました!

そんなこんなでみんなと沢山話して沢山笑って1日を過ごした

みんなが帰った後僕は医師に外出許可を取れるか聞いてみた

テヒョン

先生

医師

どうしました?

テヒョン

外出許可を貰えませんか?

医師

外出許可ですか。

テヒョン

はい

医師

それはまた泊まりになりますか?

テヒョン

はい

医師

うーん

医師

わかりました

医師

許可しましょう

テヒョン

‼︎

テヒョン

ありがとうございます‼︎

医師

ですがこれが最後の外出許可です

医師

テヒョンさん。貴方の体は徐々に麻痺していってます

医師

今回でみんなと楽しめる時間が最後だと思います

テヒョン

そうですか

医師

はい。もう時間も残り少ないです。

医師

これが最後の機会です

医師

思う存分楽しんできてください

テヒョン

ありがとうございます。

僕は日が明けてからジョングガに連絡した

テヒョン

《もしもし。ジョングガ?》

ジョングク

《どうしましたか?》

テヒョン

《迎えに来て》

ジョングク

《え?外出許可もらえたんですか?》

テヒョン

《うん!!》

ジョングク

《今すぐ行きます》

テヒョン

《ありがと!》

テヒョン

ただいまでーす

ジミン

テヒョナ‼︎

ジミン

おかえり!!!!

ジン

待ってたよ

ユンギ

なぁテヒョナ

テヒョン

はい?

ユンギ

おれらこれからスタジオ行って練習なんだけど行くか?

テヒョン

え?いいんですか?

ユンギ

いいよな?

ホソク

もちろんですよ

ジミン

テヒョナまた一緒に歌お!

テヒョン

うん!

『急な別れ宣告。』

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