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イエ
《皆さんこんにちは》
イエ
《今は昼ですから》
イエ
《人間は昼飯?という物を食べるそうですよ》
イエ
《ん?「その人間が今これを見てるんだけど....」》
イエ
《人間は私のことを遠くから見ることもできるんですね》
イエ
《すごい.....》
イエ
《それはおいておいて....》
イエ
《実は最近この神社にゴミが捨てられるようになってしまったんです》
イエ
《この神社には巫女さんもいませんし》
イエ
《いや...昔はいましたが....今は別の所に引っ越してしまったそうです》
イエ
《あの巫女さん....この神社のこと好きだったんですが...》
イエ
《まぁ、そのせいかゴミがたくさんあるんです》
イエ
《しかし私がゴミを拾っているところを見られたら...》
イエ
《人間は怯えて逃げるでしょう...しかし》
イエ
《逃げなくても...というか逃げない人もいますが》
イエ
《その逃げない側の人間は多分、私に洗脳でもされてるんだと思います》
イエ
《逃げていく人達は皆、目を隠して逃げますから....》
イエ
《昔、私がしたことをちゃんと伝えてるんでしょうね》
イエ
《もし、あの神社にいったら絶対に》
イエ
《狐のような者には目を合わせるな....と》
イエ
《ような...とはなんですか...私はれっきとした狐です》
イエ
《おっと....人が久しぶりに来ました....》
イエ
《少し様子を見てみます...なのであなたは、少し静かに...》
イエ
イエ
イエ
イエ
《やっぱり人間に変身して見てみようと思います》
訳ありな少女
.....もうなんでもいいから....
訳ありな少女
誰か.....
訳ありな少女
化け物でも
訳ありな少女
何かでも
訳ありな少女
獣でも
訳ありな少女
悪魔でも
訳ありな少女
地獄に行ってもいいか....
イエ《変身》
...そんな者たちはいないよ
訳ありな少女
...え？
訳ありな少女
《すごい....この神社に巫女っていたんだ....》
訳ありな少女
《巫女....かな....一応聞いてみようかな》
訳ありな少女
あの....巫女...ですか？
イエ《変身》
うん、そうだよ〜
イエ《変身》
《やはり、この少女はなんらかの事情がありそうですね》
イエ《変身》
《久しぶりに楽しめます》
訳ありな少女
あの....巫女さん?
イエ《変身》
あー、うん....私にも名前はあるんだよね〜
訳ありな少女
えっと....あの....あの....
イエ《変身》
あ〜...ごめんごめん、やっぱなんもないよ
訳ありな少女
....すみません...巫女...さんに見えなくて...
イエ《変身》
うんうん、さすがにこんな性格だからね〜
訳ありな少女
いえ、性格....という訳では....
イエ《変身》
言ってもいいよ〜?
訳ありな少女
すごく....オーラというか...なんというか....
イエ《変身》
私は巫女さんだからね〜、さすがにオーラくらいないと
訳ありな少女
そ、そうなんですね....
訳ありな少女
《巫女って....そういう?》
訳ありな少女
《というか噂ではここに巫女はいないって....》
イエ《変身》
ん～?私をジッと見てどうしたの?
訳ありな少女
あっ....いえ
訳ありな少女
私...少しお参りに来たんです
イエ《変身》
....さっき言ってた事...?
訳ありな少女
...はい
訳ありな少女
実は私...虐待を受けられてて....
訳ありな少女
それで....
イエ《変身》
安心してね....
イエ《変身》
この神社には狐様がいらっしゃるから
イエ《変身》
ほら...お参りしてきなよ?
訳ありな少女
は、はい!
訳ありな少女
ﾄﾃﾄﾃﾄﾃ
訳ありな少女
....パンパン✋
訳ありな少女
《虐待をもう受けなくてすみますように....》
イエ《変身》
よかったね〜この神社にお願いして
訳ありな少女
....え？
イエ《変身》
さっき言ったでしょ〜?この神社には狐様がいるからって
イエ《変身》
まぁ....他の神社はどうなってるか知らないけどね〜
訳ありな少女
...ありがとうございました!
訳ありな少女
ﾍﾟｺｯ
イエ《変身》
大丈夫だよ、もう
訳ありな少女
はい！巫女さんさようなら！
訳ありな少女
ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ
イエ《変身》
.....
イエ《変身》
イエ《変身》
イエ
...さて
あの訳ありの少女を観察するとしますか.....
イエ
助ける...と言った方がいいでしょうか....
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