やばい

見つけてしまった

秋が近づいていることを知らせるような風が吹いている

じめじめとした残暑

蝉が煩く鳴く音

少し溜まってしまった毎日の日記

なにもかもが普通の夏休み

そう思ってたのに

電車が私の前を通る

痛いほどの風が吹き付ける

もうこの道には慣れた

...のに

あれは

かの有名な

ドッペルゲンガー...？

平和な夏を過ごしたと思ったのに

まさか私が出会うなんて

ドッペルゲンガーも驚いている

...え？

ドッペルゲンガーって話すの...？

至って普通の女の子と話してる...？

てかやばい

出会ったら3日以内に死ぬんじゃないっけ......

全身から汗が吹き出す

彼女...

もう1人のワタシのかすかに聞こえた

ドッペルゲンガーは私の方だったらしい