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笑いあってさよなら

笑いあってさよなら

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25

笑い合ってさよなら Ep.25

♥

503

2022年08月18日

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ヌシ

みなさんどうもこんにちは‽

ヌシ

珍獣夜行と申します

ヌシ

書く

ヌシ

ではどぞ

nmmn注意

莉犬

...こんにちは

さとみ

あぁ...二日ぶりだな

莉犬とは金曜日から会ってない

今日教室に来てくれというのもメールで言った

莉犬

...それで、普通に下校するっていう雰囲気でもなさそうですね

さとみ

そうだな...お前には今日、話があったんだ

今後に関わる、大切な話

莉犬

それじゃあ、俺の話も聞いてもらっていいですか?

さとみ

...それは今言わないと駄目な話か?

莉犬

えぇ、今話すべきだと思います

さとみ

...分かった

さとみ

じゃあ先に言ってくれ。その大事な話ってのを

莉犬

...分かりました

さとみ

ちなみに、どんな内容の話だ?

莉犬

...俺の、親に関しての内容です

さとみ

......親?

莉犬

...はい

莉犬

さとみくんも不思議に思ったんじゃないですか?

莉犬

18になったとはいえ、男子高生が夜遅くまで外に出られるわけがない

莉犬

親に連絡一つもよこさないなんて、おかしいと思ったでしょう?

さとみ

...まぁ、そうだな

莉犬

まぁ前にも話しましたが、俺は親がいないだけなんですけどね

けろっと

軽々しくそんな事を口にする莉犬

さとみ

...え

さとみ

待って、くれ

さとみ

今、なんて...?

莉犬

俺の親は小学生の頃死んでます

莉犬

中学の頃までは祖母の家で暮らしてましたが、高校に入ってから一人暮らしを始めました

莉犬

親が生命保険に入っていてくれたお陰で俺はなんとか今を生きていられています

さとみ

...そうか

莉犬

もちろんこれだけじゃありません

さとみ

...次もまた不幸が訪れたのか?

莉犬

...いえ、次に俺に訪れたのは、幸せというものでした

さとみ

幸せ...?

莉犬

えぇ、幸せ

さとみ

...それがお前の言う、大事な事か?

莉犬

そうですね、これが貴方に言わなければいけない、重要な事です

莉犬

覚えてますか?

莉犬

数年前の、あの出来事...

莉犬

俺は、休日親と一緒にドライブしてたんです

莉犬

しかし、その途中で車がスリップして崖から落ちました

莉犬

その時の光景は今でも覚えてます

莉犬

燃えさかる車、その炎が燃え移って激しく燃え上がる木々

莉犬

そして、二人して俺を抱きしめていたお父さんとお母さん

莉犬

でも、その体は冷え切っていて

莉犬

死んでるって分かって、俺はその場で泣きました

莉犬

泣いて、泣いて、泣きじゃくって

莉犬

やがて人が来て、俺を助けました

莉犬

次に目を覚ました時は、病院でした

莉犬

俺自身にあまり怪我はありませんでした

莉犬

親が守ってくれていたからです

莉犬

ですが、外傷はなくても、心の傷はそう易々と消えるものではありませんでした

莉犬

俺は、ずっとこの傷を残して生きていく

莉犬

そう考えると、俺はもう生きたくないと

莉犬

そう思ってしまいました

莉犬

そして、俺は病院を抜け出しました

莉犬

そして、走りました

莉犬

行く当てもなく、死に場所を探しながら

莉犬

そんな時でした

莉犬

綺麗な情景がそこにありました

莉犬

海の色と、砂浜の色と、夕焼けのオレンジ色が合わさって、何とも言えない美しい情景がそこに

莉犬

そしてその時全てを忘れて、それに見入ってしまいました

莉犬

そんな時、ふと横から声が聞こえてきたんです

ヌシ

おか

ヌシ

ちょいと短めやけど許してやで

ヌシ

あー

ヌシ

ミズキくんのリスカ痕描いてる時が一番楽しいかもしれん

ヌシ

病んでる系の推しのイラスト描くの楽しいよね

ヌシ

ミズキくんは原作でもリスカしてるけどね

ヌシ

ではでは

ヌシ

ノシ
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