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アリス?
アリス?
アリス?
アリス?
アリス?
アリス?
アリス?
アリス?
アリス?
アリス?
アリス?
アリス?
あるところにアリスがいました
アリスはとても不幸な子でした
アリス
チェシャ猫
チェシャ猫
チェシャ猫
ある日のことでした
アリスは白ウサギに出会い、とある世界に誘われました
白ウサギ
アリス
そこはアリスの知らない世界でした
例えるとするなら、夜のお茶会でしょうか
マッドハッター
アリス
三月のウサギ
アリス
アリス
二人
ティモシー
ティモシー
アリスは乾燥したお茶の葉を受け取りました
アリス
アリスはとても満ち足りた気分でした
心がふわふわして、嫌なことを全て忘れられたのですから
当然と言えばそうなのでしょう
赤のクイーン
アリス
まだアリスにはお茶会の余韻が残っていました
赤のクイーン
だから、赤のクイーンに酷いことを言われても気にしません
アリス
アリス
アリスは部屋の中で、 ティモシーにもらったお茶を自分で入れてみました
アリス
アリスはお茶を一気に飲み干しました
アリス
アリス
アリス
アリス
数ヶ月後
アリスは終にお茶の葉を使い切ってしまいました
アリス
アリス
アリスはお茶の葉がなくなると 狂ったように幸せを探し始めました
アリス
アリス
アリス
そこでアリスは気が付きました
アリス
無いなら貰いに行けばいいのだと
アリス
アリスは現実から逃げ出しました
赤のナイト
赤のナイト
赤のナイト
白のナイト
白のナイト
白のナイト
どちらもアリスのことを思い アリスのことを守ろうとして 争っていました
勝ったのは 白のナイトでした
赤のナイト
アリス
アリス
アリス
そう言ってアリスは赤のナイトの手を握りました
アリス
アリス
アリス
赤のナイト
そう
アリスは既に染まりきっていたのです
本人は気付くことは無かったけれど
アリスはいつの間にか お茶とクッキーのことしか考えられなくなりました
毎日十杯のお茶を飲んでも 何故か幸せだと感じられなくなってしまったのです
アリス
アリス
アリス
それは名案で有り、迷案でした
実際、アリスはそれで幸せだと感じられたのですから
アリス
アリス
最後は夢から覚めないといけない
それはアリスが紡ぐ物語の共通点なのですから
でも、アリスはそれを拒み続けました
耐えかねた女王が アリスを呼び出したのです
ハートの女王
ハートの女王
アリス
アリスがそう言うと 女王は金切り声で叫びました
ハートの女王
ハートの女王
ハートの女王
ハートの女王
ハートの女王
アリス
アリスは逃げ出しました
女王の言葉の意味を理解出来なかったから
いいえ、自分が悪いと信じたくなかったから
ハートの女王
アリス
ハートの女王
アリスは無我夢中で走りました
道に迷ったアリスは 綺麗な蝶に導かれるように外へ飛び出しました
アリス
アリス
白のクイーン
白のクイーン
アリス
アリス
アリス
アリス
白のクイーン
白のクイーン
アリス
白のクイーン
アリス
アリス
ひらりと蝶がアリスの周りを飛んでいます
白のクイーン
白のクイーン
そのときアリスは気が付きました
自分の周りを飛んだいるのは 美しい蝶ではなく 醜い蛾であることに
アリス
アリス
アリス
アリス
蛾はひらひらとアリスの目の前を舞っています
そしてその数はアリスが瞬きするたびに増えるのです
アリス
アリス
アリス
アリス
アリス
アリス
アリスは沢山の蛾に埋もれ 自分の姿も 何故不幸だったのかも 忘れてしまいました
アリス
アリス
アリス
アリス
アリス?
アリス?
アリス?
アリス?
アリス?
アリス?
アリス?
アリス?
アリス?
アリス?
アリス?
アリス?
アリス?
アリス?
アリス?