○○
いらっしゃいませー!
○○
……ん?あれ、無一郎じゃん
無一郎
営業スマイルお疲れ様
一瞬だけ私を見てメニューに 戻る彼は同期の無一郎。
顔が大変よろしいことで話題。
無一郎
うーん………
○○
お客様、迅速なご注文をお願い致しまーす
無一郎
ちょっとうるさい黙ってて
そしてそこそこ仲が良い。
でもバイト先に 来られたのは初めてかも
私がいないだけで 結構来てたりするのかな
無一郎
じゃあこのシェイク。味はなんでも
○○
ソルトシェイクにしておきますねー
無一郎
塩は対応だけでもう十分です
「バニラで」と訂正されたので バニラシェイクをレジに打つ。
幸い今はお客様が少ないので 普段通り会話してしまっている。
無一郎
あとポテトと、スマイルひとつ
○○
ポテトと……え?スマイル?5万です
無一郎
嘘でしょそんな価値あんの
○○
プライスレスだわ
何この失礼なお客様 出禁にしたい
○○
あ、無一郎って双子だよね
無一郎
そうだけど
○○
品物2倍にしておいたほうがいい?
無一郎
余計なお節介の最悪な例だね
「要らないよ」と断られて 渋々お会計に進む。
有一郎とは同じクラスになったことないけど、仲は良いはずなんだよなぁ(錯覚)
○○
はいこれお釣りとレシートね
無一郎
スマイル入ってないんですけど
○○
別途料金とお時間少々かかりますが
無一郎
構わないよ
あ、本気だったんだ
無一郎も疲れ溜まってんのかな
無一郎
スマイルひとつ、テイクアウトで