雅
じゃぁ、次はあたしの番
雅
これはあたしが経験した
雅
風呂場の髪
雅
友達がAとしよう
雅
あたしはAと二人で暮らして居た
雅
ある日の夜
雅
Aが先に風呂に入って居たんだ
雅
突然
きゃぁぁぁぁ
雅
風呂場からAの叫び声がした
ドタバタっ
雅
Aがタオルに包まり、転びながら
雅
飛び出して来た
雅
「どうした?」
A
「かっ髪が…」
雅
Aはかなり怯えていた様子で
雅
それ以上喋らなかった
雅
Aの指先が風呂場を指していたので
雅
風呂場に行って見たが、何もなかった
雅
しばらく経って
雅
少し落ち着いたAが言った
A
「髪を洗っていたんだけど、私の髪より長い髪が私の頭にあって」
A
「鏡を見たら、頭に知らない女の人の頭があって怖くて飛び出して来たの」
雅
「…そっか、もう大丈夫」
ちゃぽんっ
雅
あたしがそう言った瞬間
雅
風呂場から音がした
雅
風呂場に行って見たら、
雅
風呂には、あたしとAの髪より長い
雅
髪が風呂に浮かんでいた