瑠梨
ねぇ凌斗
凌斗
ん?
瑠梨
私の事好き?
凌斗
急にどうしたの笑
瑠梨
聞きたいの
凌斗
……好きだよ
瑠梨
えへへ
凌斗
本当にどうしたの笑
瑠梨
んーん!なんでもない!
凌斗
そ?
凌斗
あ、そろそろ移動教室だよ
瑠梨
本当だ
瑠梨
凌斗と同じクラスだったら良かったのに
瑠梨
じゃ、行ってきまーす
凌斗
おぅ
放課後
瑠梨
ねぇ、凌……
麻耶
凌斗ー!
凌斗
ん?
麻耶
さっきの問題教えてー
凌斗
はいよー
瑠梨
だめ!
麻耶
え?
瑠梨
凌斗は私のものなの!
瑠梨
話しかけないで!
麻耶
凌斗はものじゃないよ
瑠梨
私のものだもん!
瑠梨
付き合ってるんだもん!
凌斗
少しくらい良いだろ、瑠梨
瑠梨
え……
凌斗
浮気じゃねぇんだし
瑠梨
〜〜もういい!
凌斗
は!?おい待てよ!
麻耶
いいって
麻耶
ほっときな
凌斗
でも
麻耶
少し束縛が過ぎると思う
麻耶
優しさだけが愛情表現じゃないでしょ
麻耶
少し冷たくするのも大事だよ
麻耶
それにあの子、いつも凌斗といるじゃない
麻耶
あれじゃ、自分のクラスに馴染めないよ
凌斗
……そうだな
凌斗
意識してみる
麻耶
それがいいと思う
凌斗
で、どこが分かんないの?
麻耶
ここなんだけど……
瑠梨
……なんで追ってきてくれないの
瑠梨
なんで
瑠梨
なんで
瑠梨
瑠璃よりあの子の方がいいの?
瑠梨
あんな子のどこがいいの?
瑠梨
気が強くて男子みたいだし
瑠梨
髪だって短い
瑠梨
私の方が女の子らしいし
瑠梨
可愛くいるために努力もしてる
瑠梨
なのになんで
瑠梨
なんで
瑠梨
なんでなんでなんで
瑠梨
許さない
瑠梨
絶対許さない!
麻耶
ありがとう
麻耶
すごく分かりやすかった!
凌斗
いや、いいよ
凌斗
分かったなら良かった笑
麻耶
……ねぇ
麻耶
大丈夫?
凌斗
何が?
麻耶
瑠梨ちゃん
麻耶
いっつも凌斗凌斗だからさ
麻耶
疲れてない?
凌斗
んー、たまに疲れるけど
凌斗
でも、俺が好きな人だから
麻耶
そっか、そうだよね笑
麻耶
変な事聞いてごめん笑
凌斗
いや、いいよ笑
凌斗
心配してくれてありがとう
麻耶
全然笑
麻耶
じゃあ、私帰るね
麻耶
また明日!
凌斗
ん、またな
麻耶
好きな人、ね
麻耶
良いなぁ瑠梨ちゃん
麻耶
凌斗の彼女なんて
瑠梨
羨ましいでしょ
麻耶
え!?
瑠梨
そうだよ
瑠梨
凌斗の彼女は私だよ
麻耶
なんでここに居るの!?
麻耶
まさか、待ち伏せてたの?
瑠梨
もちろん
麻耶
気持ち悪いよ!なんで
瑠梨
なんで?
瑠梨
なんでって、そりゃぁ
瑠梨
あんたが私の彼氏にまとわりついてるからだよ!
瑠梨
邪魔なの!
麻耶
はぁ?
麻耶
別に少しくらい良いじゃん!
麻耶
勉強教えてもらうくらい
瑠梨
うるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさい
瑠梨
邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔
麻耶
〜〜うるさいのはそっちでしょ!?
麻耶
今日の件、凌斗に言うから
瑠梨
え
瑠梨
やめて
瑠梨
お願いやめて
瑠梨
やめて!
麻耶
むり
麻耶
じゃあね!
瑠梨
〜〜〜!!
瑠梨
うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!
どんっ!
夜
凌斗
……とはいえ、さすがに酷かったかな
凌斗
電話して謝るか
凌斗
/s/[storyId]/_components/chat-script-render/op/miss-call/assets/call-miss.da4ebd87e4b3bbc2.png)
不在着信
凌斗
あれ?
凌斗
/s/[storyId]/_components/chat-script-render/op/miss-call/assets/call-miss.da4ebd87e4b3bbc2.png)
不在着信
凌斗
/s/[storyId]/_components/chat-script-render/op/miss-call/assets/call-miss.da4ebd87e4b3bbc2.png)
不在着信
凌斗
おかしいな
凌斗
もう1回って、あ、かかってきた
瑠梨
もしもし
凌斗
やっと出た
凌斗
珍しいね
凌斗
いつもなら秒で出るのに
瑠梨
どうしたの?
凌斗
謝ろうと思って
凌斗
今日の放課後、冷たくあしらってごめん
瑠梨
んーん!大丈夫!
瑠梨
もう、大丈夫
凌斗
そっか、良かった笑
凌斗
でも、もう大丈夫ってどういう……
麻耶
〜〜〜!
麻耶
〜〜〜〜〜!
凌斗
……ねぇ瑠梨
凌斗
そこに誰かいるだろ
瑠梨
え、いないよ?
凌斗
声入ってる
凌斗
唸り声みたいな
凌斗
誰?
凌斗
もしかして浮気?
瑠梨
違う!
凌斗
じゃあ誰だよ!
瑠梨
……麻耶ちゃん
凌斗
は?
瑠梨
凌斗がいけないんだからね?
瑠梨
私のこと蔑ろにするから
瑠梨
私、不安になっちゃったの
瑠梨
でももう大丈夫
瑠梨
麻耶ちゃんのことを殺せば
瑠梨
凌斗はもう私しか見ない
凌斗
は?やめろ
凌斗
やめろよ!
瑠梨
どうして?
瑠梨
麻耶ちゃんのことが好きだから?
凌斗
そんなの関係ねぇだろ!
瑠梨
否定しないんだ!
瑠梨
やっぱり麻耶ちゃんが好きなんだ!
瑠梨
じゃあ、尚更排除しなきゃ!
凌斗
だから違うって!
凌斗
話聞け!
瑠梨
無理
瑠梨
否定しないってことは麻耶ちゃんのこと好きなのは確定だし
凌斗
今否定しただろ!
瑠梨
もう遅いよ
麻耶
〜〜〜!
がっ!!
凌斗
おい、今の音なんだ?
凌斗
おい!
瑠梨
これで麻耶ちゃんはもういない
瑠梨
大丈夫
瑠梨
これから先も
瑠梨
こんな風にして邪魔者は排除すればいい
凌斗
ふざけんな
凌斗
お前なんか、瑠梨じゃない
瑠梨
何言ってるの?
瑠梨
瑠梨だよ
凌斗
いや、違う!
凌斗
違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う
瑠梨
もう、瑠梨だってば
瑠梨
信じて?
瑠梨
……愛してるよ、凌斗