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太宰

〜〜~♪

太宰

心中は1人では……

カラスの鳴き声が聞こえる

太宰

おや?

太宰

なんてこった!人が死んでいる!

太宰

大丈夫ですか〜?(つんつん)

???

……

太宰

冷たい…のは当然か

太宰

与謝野女医に診てもらおうか

ローブを脱がして水気を切ったあと自分のコートを着せて探偵社に

病院患者のような服に着替えてありますが目隠しはそのままです

太宰

……

???

……???

がばっと起き上がる

???

!?

太宰

あ、目が覚めたようだね

太宰

おはよう

与謝野

アンタ、大丈夫かい?

与謝野

川に打ち上げられてたッて聞いたんだけど

???

(頷く)

与謝野

名前は?

???

(首を振る)

与謝野

教えたくないのかい?

???

(首を振る)

太宰

君、声が出せないんでしょ

???

(頷く)

与謝野

……それは悪かったね

太宰

筆談は?

???

(頷く)

紙とペンを渡される

与謝野

改めて聞くけど名前は?

???

"わからないです"

与謝野

分からないッて……

太宰

記憶喪失ってやつかな?

???

"多分…"

与謝野

それは困ったねェ……

太宰

この様子じゃ行く宛ても無さそうだし

太宰

いっその事雇っちゃう?

???

!?

与謝野

冗談だろう?

太宰

いいや私は真剣だ

与謝野

……

太宰

て事で乱歩さんや社長に直談判してくる☆

太宰

(退出)

与謝野

……

与謝野

アンタも困るだろう?

???

"話が見えなかったです…"

コンコンと窓を固いもので叩く音がする

与謝野

与謝野

カラス?

与謝野

(窓に近寄る)

与謝野

…足にタグが付いてるけど

???

???

(ベッドから飛び降りて近付く)

与謝野

アンタに関係あるのかい?

???

(頷く)

与謝野

(窓を開ける)

???

(カラスに腕を向ける)

カラスが腕に乗る

与謝野

随分と懐いてるようだね

???

"覚えて居ないですけど、ずっとそばに居てくれたので……"

???

"きっと私にとって大切なんだとおもいます"

与謝野

太宰もカラスの鳴き声でアンタに気が付いたって言ってたし

与謝野

そうなのかもね

一方その頃

乱歩さん

太宰は今先刻拾った見ず知らずの人間を探偵社に入れたいんだね?

乱歩さん

流石に其れは馬鹿なんじゃないか?

社長

記憶喪失で戸籍も素性も分からない人間を信頼する程…

太宰

ですが彼女は

太宰

異能力者です

太宰

そして異能では無い力も持っているように見えます

太宰

彼女を探偵社に置いて損失は出ないでしょう

社長

何度も言うが力があろうと素性の分からない人間に信用を置くことは出来ない

太宰

百聞は一見に如かず

太宰

彼女に会ってみませんか?

太宰

乱歩さんにならわかるはずです

乱歩さん

今は忙しくもないし、少しだけなら会ってもいいけど

社長

...乱歩に委ねよう

太宰

やァ記憶喪失ちゃん!

太宰

社長がお呼びだよ!!

???

!?

与謝野

真逆本当に話を通したのかい!?

太宰

て事でレッツゴー!

頭にカラスを乗せたまま社長室へ

太宰

失礼します

???

(カラスを腕に乗せてから頭を下げる)

太宰

彼女が例の……

社長

想像よりも幼く見えるが……

乱歩さん

うーん、ぱっと見た感じ変な人ではなさそうだけど

乱歩さん

カラス連れてるのは変だけど

乱歩さん

お試しで雇ってみる?

社長

乱歩、慎重になれ

乱歩さん

大丈夫〜!僕の言うことなんだから!

社長

本人の了承は取っているのか?

太宰

それは今から取ります

社長

……

社長

今回の最終決定は乱歩だが何かあった時には私が責任をとる。

乱歩さん

さすが社長!

太宰

という訳で今日から君は探偵社員の一員になれるのだけれど

太宰

どうしたい?

???

(俯いて考える)

???

"宜しくお願いします"

乱歩さん

入社試験は受けてもらうけどね!

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